「ゆっくりなら叩けるのに、テンポを上げると崩れてしまう」
ドラムを練習している人なら、一度は感じたことがある悩みではないでしょうか。
今回のレッスンでは、まさにその課題が出てきました。
- 譜面は理解できている。
- 動きも頭では分かっている。
それでも速くなると、右手、左足、フォーム、ゴーストノートがバラバラになってしまう。
この記事では、レッスンで見つかった「速く叩けない原因」と、その改善方法をまとめます。
Contents
結論:速く叩けない原因は「速さ」ではありません
ドラムが速く叩けない原因は、単純なスピード不足ではありません。
多くの場合、問題は最初の1打、フォーム、身体の連携、基礎練習の不足にあります。
つまり、速く叩く前に、ゆっくりでも正しい動きができているかを確認する必要があります。
原因1:最初の1打が正しく出せていない
今回のレッスンで何度も確認したのが、「最初の出し」です。
ドラムは、途中から何となく合ってくるのでは意味がありません。
最初の1打目から正しいフォームで、正しいタイミングで入れることが大切です。
最初が崩れていると、その後にどれだけ帳尻を合わせても、安定した演奏にはなりません。
原因2:左足と右手が別々になっている
左足の4分踏みと右手のライドがうまくつながっていない場合、
左足だけ、右手だけと別々に考えると難しくなります。
ポイントは、右手と左足を1つのセットとして考えることです。
右手と左足が斜めにつながっているようなイメージを持つと、身体の連動が作りやすくなります。
原因3:アップダウン奏法だけを練習している
速く叩きたい人ほど、アップダウン奏法を練習したくなります。
もちろんアップダウン奏法は大切です。しかし、それだけを練習しても速くなるとは限りません。
先に必要なのは、エイトビートを安定して速く叩ける右手です。
たとえば、シンプルなエイトビートをテンポ160くらいまで安定して叩けるようになると、アップダウン奏法もかなり楽になります。
原因4:筋肉と神経がまだ育っていない
譜面を理解していても、速く叩けないことがあります。
これは理解力の問題ではありません。筋肉と神経が、そのテンポにまだ対応できていないだけです。
ドラムは勉強とスポーツの両方の要素があります。頭で理解するだけでは足りず、身体が自然に動くまで繰り返す必要があります。
筋トレでいきなり重い重量を持てないのと同じで、ドラムもテンポを少しずつ上げながら身体を育てていきます。
原因5:基礎練習を飛ばしている
ドラムのテクニックは、すべてつながっています。
- エイトビート
- ライドのパターン
- 左足の4分踏み
- ゴーストノート
- アップダウン奏法
- フィルイン
これらは別々の技術に見えますが、実際には土台でつながっています。
基礎が伸びると、他のテクニックも少しずつ伸びます。逆に、基礎が弱いまま難しいフレーズだけを練習しても、どこかで必ず止まります。
おすすめの練習方法
速く叩けない人は、まず次の練習をおすすめします。
- テンポを落として、最初の1打を正確に出す
- 右手と左足をセットで考える
- シンプルなエイトビートを毎日練習する
- 120BPMから始めて、少しずつテンポを上げる
- 160BPMで3〜5分続けられる右手を作る
大切なのは、いきなり速くすることではありません。
毎回同じフォームで、毎回同じ動きで、最初の1打から入れることです。
まとめ:速く叩くために必要なのは基礎です
速く叩けないと、どうしても特別なテクニックを探したくなります。
しかし、本当に大切なのは基礎です。
最初の1打、フォーム、右手と左足の連動、エイトビートの安定。この土台ができると、アップダウン奏法や難しいフレーズも自然に身につきやすくなります。
ドラムは、正しい基礎を積み重ねた人ほど後から伸びます。
焦らず、毎日の練習で身体を育てていきましょう。
