音楽の三要素に『メロディ』、
『ハーモニー』、『リズム』があります。
ドラムという楽器は、それ単体では
メロディ、ハーモニーは奏でることができません。
リズムだけを表現できる楽器です。
では、ドラマーもリズム以外の勉強が必要でしょうか?
このページでは、コードやメロディに
ついて語っていきたいと思います。
Contents
結論から言えば『必要』です
必要であるかないかを問われれば、
間違いなく『必要』です。
それは、知ることで音楽をより深く理解できるからです。
『メロディ』、『ハーモニー』は、
ドラムをプレイする場合、まずプレイする幅が広がります。
もし、全く知らない曲を
探りながら演奏した場合、
全く知らない道を地図なしで
運転するのと同じく、慎重になってしまいます。
『メロディ』、『ハーモニー』が
理解できるならドラムも世界が変わります。
また、自分で色々な曲を作ることが出来ます。
ドラム単体でも独創的なリズムの創造は
可能ですが、やはり『リズム』です。
作曲という作業は難しいのです。
ドラムの演奏技術だけに興味がある
ドラマーの中にもこうした人はいて、
『メロディ』、『ハーモニー』と
いったことが不得手の人も多いのです。
その人たちの価値観は、
大体2つに分かれています。
ドラムのテクニック面だけを見る人と、
一つのバンドにこだわり
ドラムを作り上げるといったことです。
これはこれで、
ドラムを楽しむことができますから、
良いと思います。
ドラムを勉強中の人達にとって、
ドラムを勉強しながら、
『メロディ』、『ハーモニー』と
並行していくと時間的に大変なことも事実です。
こうした背景から
伸ばし伸ばしにするという傾向もみられます。
1点集中がよい
私の経験から、
何事もシンプルに考えた方が
上手くいくということがあります。
例えば、上手くなりたいと焦るばかり、
ドラムとピアノを並行してスタートさせても、
中途半端になってしまいます。
ドラムの練習もシングルストロークを
やりやながら、
ジャズもやりロックもやるということでは、
やはり満足のいく結果は残せないでしょう。
私は、不器用ですから、
ある一定期間は同じ事しかしません。
『今年はバスドラムのダブルキック』、
『今年はダブルストローク』
といった感じです。
現にダブルストロークは
2年同じことをしましたし、
四肢の分解は毎日2時間、
4年かかりました。
受験などの学問は、
最初はさらっと読み、
その後何度も反復して覚え込む方法が
効率的ですが、
芸事はこの方法が適用できません。
楽器や踊りといったものは、
ある一定期間同じ動作の訓練が必要です。
ですので、
ドラムもこのように訓練した方が
よいのです。
その後、『メロディ』、
『ハーモニー』を勉強する際、
知識として見つけたいのであれば、
受験のようなスタイルで
繰り返すと覚えられます。
しかし、
これは実際に演奏できるかと
言われれば、全く出来ません。
脳の身体の違いでもあります。
最低限、譜読みと歌うこと
ドラマーとして、最低限必要なことは、
『譜読み』と『歌う』ことです。
ドラムをプレイする場合は、
テクニックが根底にあることが条件で、
渡された譜面が理解できるかです。
ドラマーに渡される譜面は、
メロディ譜面もありますが、
ドラム用に編集されたパート譜があります。
このパート譜は、
他の楽器のセクションを
リズムで書かれていて、
コードやメロディは書いてありません。
最低限、これらの譜面を理解できる能力は
必要になってきます。
また、
普段から曲を歌える状態に
しておくことも大事です。
歌うときには、英語の歌詞なら、
日本語訳を参照し
感情移入部分も理解しておくと、
あなたのドラミングは激変するはずです。
いずれにせよ、
ドラマーとして成功したければ、
ドラムの向上が先の方が
良い結果を生むと思います。