初心者30日セミナー第22日目は『ドラムのアクセント練習』のトレーニングに入ります。ドラムアクセントについては次のページにまとめていますので、アクセントがどういうものか解らない人は以下のページを勉強してくださいね。
ドラムでアクセントが出来るようになると、プレイの幅が大きく変化します。同じフレーズをやってもアクセントが有る無しでは随分と雰囲気が変わってくるのです。アクセントが身に付くとドラムソロなどの基礎が完成し、もっとドラムが楽しくなります。是非皆さん、楽しんでトレーニングを続けてくださいね!
私のレッスン生の中にアクセント=強く叩くと思い込んでいる人が何人かいるのですが、確かにアクセントは、accent 強調という意味なので間違いではないですが、ドラムプレイでのアクセントは強さではありません。アクセントは、スティックの高さと振り下ろすスピードから大きな音を出します。
この高さとスピードを増すためにオススメなのがタムを使ったアクセント移動の練習になります。タムを使用すると、縦の動きと横の動きがミックスされますので、より早い動きを要求されます。しかも覚えたフレーズはフィルインやドラムソロで直接使用できますので便利です。以下の譜面を練習してください。
16分音符のタム移動
1.1打目がタムになっていますね。手順はDTUTです。
2.2打目がタムです。手順はTDTUです。
3.1拍目は4打目、それ以外は3打目がタムです。手順はTUTD/UTDT/UTDT/UTDTです。
4.4打目がタムです。手順がTUTDです。
5.アクセントが2つ入ったタイプですね。DDUUの手順です。
6.左手だけがスネアに固定し、右手はハイタム、ミドルタム、フロアタムと移動します。手順はFTFTです。
7.1,4打目にタムが入ります。DUUDの手順です。
8.2,3打目にタムが入るタイプで、手順はUDDUになります。
9.左手がタムです。2,4打目にアクセントが入ります。手順はTFTFとなりうます。
10.タムが3,4打目にくるタイプですね。手順はUUDDになります。
3連符のタム移動
ここからは3連符のタム移動に入ります。3連符は初心者にとってはやり辛いですが、頑張って練習してくださいね!
1,1打目にアクセントがくるタイプです。手順はDUTになります。
2.2打目がアクセントになるタイプですね。手順はTDUになります。
3.3打目がアクセントになるタイプです。手順はUTDになります。
4.右手にアクセントが集中するタイプですね。FTFの手順になります。
私がアクセントを練習していた頃、鏡を使用していました。前面と側面をチェックするためです。チェックをしていると左右の手の高さが若干違うことに気付きました。私の場合は、右手が高く左手が低いという症状だったんですね。この場合は非利き腕である左の方を高くするという訓練を行います。
こういった感じでアクセントを練習する場合、左右の高さのチェックに鏡を使うと非常に効果的でしかも短期間でレベルアップが可能になります。
以上でアクセントのトレーニングは全て終了です。いかがでしたか? 最初は難しくて手が動かないかもしれません。でも諦めずにコツコツ続けて下さいね!きっといつか素晴らしいフレーズへと進化しますから!
【管理人川端のまとめ】
・同じフレーズをやってもアクセントが有る無しでは随分と雰囲気が変わってくる。
・アクセントが身に付くとドラムソロなどの基礎が完成し、もっとドラムが楽しくなる。
・ドラムプレイでのアクセントは強さではなく、スティックの高さと振り下ろすスピードから大きな音を出す。
・高さとスピードを増すためにオススメなのがタムを使ったアクセント移動の練習。
・タムを使用すると、縦の動きと横の動きがミックスされるので、より早い動きを要求される。
・アクセントのタム移動には、16分音符と3連符の2種類をやること。その際手順をしっかり確認する事。
・アクセントを練習する場合、左右の高さのチェックに鏡を使うと非常に効果的でしかも短期間でレベルアップが可能。