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8ビートの応用。派生するリズムの練習の仕方

ドラム初心者の方が初めてドラムをスタートする場合、8ビートから学びます。初期で学ぶ8ビートは比較的短時間でマスター出来、多くのメロディーと一緒に演奏出来ますので楽しく、ドラムが大好きになります。こういった理由から多くのドラムスクールでは、簡単な8ビートからレッスンが始まります。

しかし、楽しく学ぶことができるために満足してしまい、なかなか先に進まない人もいます。また進んだとしても、どれ位の応用をしていいのかわからず、結局は好きな8ビートを繰り返すだけになっています。ですので、このページではトレーニングの方法として私の教室で行っている方法をご紹介します。

スピード
1つのリズムパターンを学んだら、ある程度のスピードが付くまで繰り返します。初期に学ぶ8ビートは最初、100~120程度の速さで認識してもらい、その速さで完全に出来るようになると、徐々にスピードを上げていきます。

初心者の目安として、8ビートは上限160まで叩ければ合格とします。もちろん、それ以上の速さの8ビートは沢山あるわけですから、出来る人は170、180と上げていても構いません。

初心者の段階では、腕に乳酸が直ぐに溜まってしまい、腕が固くなり動かなくなります。これはどんな人もそのような現象になりますから心配いりません。ただそこでストップしてしまうと、一向に速さは上達しませんから、動かなくなっても歯を食いしばって続ける必要があります。

そうこうしているうちに、以前出来なかったテンポが徐々に出来るようになるので、どんどん負荷が軽くなっていきます。

右手のパターンを変える。
8ビートの速さのトレーニングが終わったら、今度は右手のパターンをどんどん変えていきます。8分音符から4分音符、4分音符の裏打ち、オープン・クローズなど自分で考えるだけ考えてみるのです。

右手以外のパートは全て固定してしまい、とにかく右手の自由度を高めるという意識でトレーニングを行います。もちろんスピードも重要ですので、可能な限りスピードを上げるトレーニングを行います。しかし、どちらかというと、リズムパターンの型の取得の方が重要ですので、しっかりとマスターして下さい。

左足を動かす
右手に特化してスピードと変化を十分にトレーニングしたら、左足を動かしていきます。右手をライドシンバルに移行し、左足を動かすのですが、初期のアプローチは4分音符、8分音符、4分音符の裏打ちだけで結構です。右手やバスドラムにつられないように、一つ一つ確実に覚えていきましょう。

フィルイン
最後は学んだ8ビートにフィルインを入れます。人間は同じリズムパターンが出来るようになるとマスターしたと考えてしまうのですが、要注意です。ここで、全く違うリズムを入れ、元のリズムに変えることが出来て初めてマスターしたと言えます。

ですので、8ビート→フィルイン→左足を動かす8ビート→フィルイン→8ビートといった一連の流れをある一定の時間繰り返し、マスターしていきます。この様に全く毛色の違うリズムができることで、チェックが可能になります。

上級者
上級者へのアプローチは、これまでおこなったリズムを手足全てひっくり返すというアプローチを行います。右手のパターンを足で行ったり、とにかく時間の許す限り、バラバラにしていきます。

実践では到底演奏できないようなパターンも生まれると思いますが、身体のバランスは格段に向上しますので、食わず嫌いをせず貪欲にトレーニングをおこなってみてください。将来、きっとやってよかったと思える日が来ます。

【管理人川端のまとめ】
・ドラム初心者の方が初めてドラムをスタートする場合、8ビートから学ぶ。
・初期で学ぶ8ビートは比較的短時間でマスター出来、多くのメロディーと一緒に演奏出来るので楽しく、ドラムが大好きになる。
・楽しく学ぶことができるために満足してしまい、なかなか先に進まない人もいる。
・1つのリズムパターンを学んだら、ある程度のスピードが付くまで繰り返す。
・初心者の目安として、8ビートは上限160まで叩ければ合格とする。
・初心者の段階では、腕に乳酸が直ぐに溜まってしまい、腕が固くなり動かなくなる。
・ここでストップしてしまうと、一向に速さは上達しないので、動かなくなっても歯を食いしばって続ける必要がある。
・8ビートの速さのトレーニングが終わったら、今度は右手のパターンをどんどん変えていく。
・右手以外のパートは全て固定してしまい、とにかく右手の自由度を高めるという意識でトレーニングを行う。
・右手のトレーニングが終わったら、左足を動かす。初期のアプローチは4分音符、8分音符、4分音符の裏打ちだけで十分。
・8ビート→フィルイン→左足を動かす8ビート→フィルイン→8ビートといった一連の流れをある一定の時間繰り返す。
・上級者へのアプローチは、これまでおこなったリズムを手足全てひっくり返すというアプローチを行う。

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