ドラムは手の動きによって上手い下手が決まります。
手の動きと言っても肩関節から
肘、手首、指の各パーツが連動して演奏します。
中でも指の動きだけは、かなり時間がかかります。
指があまり動かなくても
楽しみでドラムをプレイすることは出来ます。
しかし、ダブルストロークやロール、
パラディドルといったテクニックは
指の動きは避けては通れません。
このページでは、指の使い方について
詳しく解説していきます。
Contents
フィンガリング
ドラムを学習している人達はこの指の動きを
『フィンガリング』
と表現しています。
フィンガリングはある一定の技術を指すのではなく、
指全般の動きの事を指しています。
このフィンガリングを高めることが
様々なテクニックを習得する重要なポイントです。
フィンガリングで重要になるのは?
フィンガリングで重要になるのは
各指を独立して訓練するということです。
例えば、リバウンドというテクニックは
ショットした後人差し指、中指、薬指、小指を同時に握り込みます。
この4つの指をそれぞれ
独立したトレーニングを行うことで
より安定感の増したフィンガリングが
可能になります。
指1本1本のトレーニングを終わらせたら
今度は指4本を使いリバウンドをやってください。
格段にやり易くなっていると思います。
フィンガリング・トレーニングの注意点
フィンガリングの練習を勧めると、
何人かは水膨れや豆が出来たということを耳にします。
私はドラムを始めて水膨れはおろか、
豆など出来たことはありません。
水膨れや豆が出来るということは、
完全に奏法が間違っています。
おそらく自分のテクニック以上の
力によってコントロールしようとした結果です。
豆や水膨れが出来そうだなと感じたら
その時点でゆっくりしたテンポに切り替えて下さい。
豆や水膨れは出来ませんが、
代わりにタコは出来ます。
タコは何千回、何万回と同じところが
摩擦され、皮が厚くなることを指します。
私の場合、親指と人差し指の第一関節が固く、
左手に関しては人差し指と親指の間が固くなっています。
その他、汗かきの人はスティックが
滑りやすくなり、握る事すら困難になる人がいます。
私も汗かきなので、たまにスティックを
落とすことがあります。
こうした汗かきの方は、
最近グローブをはめる傾向があります。
これも好き好きですので、
やり易いと感じたらやればいいですが、
フィンガリングをマスターしたいと考えているなら、
グローブはオススメしません。
なぜならば、指先の神経は質の良い
サウンドを作るためには必要だからです。
細かい動きが必要でない音楽では
グローブは有効ですが、
マーチングやそれに根差したテクニックを
習得しようと考えているならば素手が一番の方法です。
同様にテーピングや絆創膏も
フィンガリングを高めるためには
あまり得策ではありません。
怪我をして痛くてどうしても必要だ
という時以外は、なるだけ
素手でトレーニングした方が良いでしょう。
フィンガリングに役立つ機器
最後にもう一つフィンガリングに役立つ
トレーニングをご紹介します。
トレーニング方法というよりは
器械なのですが、
バリグリップという器械です。
これは元々ギタリストの為の器械です。
しかし、
この効力はかなりオススメで
スティックを持たないときなど、
いつでもどこでもトレーニングが出来ます。
価格も安いので是非手元に置くことを
オススメ致します。
その他にフィンガリングに
関係する記事を載せておきます。
レギュラーグリップもマッチドグリップもマスターした人はこちら