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ドラムはフォームで音が変わる。基本的な考え方と練習法の紹介

ドラム フォーム

ドラムを叩く際、バランスや音が汚い
といった人を見ることがあります。

長年ドラムをやってきて片や美しく
澄んだように聞こえるのに対し、

もう片方は雑でほぼ雑音のような
ドラミングしか聞こえない人もいます。

これはジャンルは全く関係なく、

激しいと言われるロックドラマーでも
プレイで聞く人を魅了する人は沢山います。

では、人がドラムの音を聞いて
上手いと判断するものとはなんでしょうか?

力加減でしょうか?

テクニックでしょうか?

私は、その答えのひとつは『フォーム』と考えています。

姿勢であったり、ハンドテクニックの
動かし方であったり、ドラムを叩く全ての動き方です。

このページでは、この『フォーム』について
解説していきたいと思います。

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Contents

フォームはなぜ重要?

芸事やスポーツなどの分野で
優れた指導者は、学習者に対して

『フォーム』を徹底的に指導します。
いわゆる『型』の暗記を反復させるのです。

決して勝敗の事や結果ばかり指導しません。

もし、指導者たちが勝負だけこだわり、
そのことだけを追及したらどうなるでしょうか?

おそらく、その指導者のもとに学んだ人
たちは、全くよい結果は得られず、

むしろ体を壊すかもしれません。

音楽も同様で、早く楽曲を完成させたい。
早く誰々のようになりたいといって

自分の実力を顧みず突き進むと、
決して後戻りできまいデタラメナはフォームになっていきます。

ドラムを叩いてうるさいと感じられる人たちのフォーム

うるさいドラムの人は、大抵崩れていて、
力任せにドラムを叩きます。

それこそ親の仇と言わんばかりです。

うるさく叩くスタイルが好きな人もいるでしょう。

基礎があって敢えてそう叩いているのと、
それしか出来ないのでそう叩いているのでは

全く次元が違う話なのです。

ドラムの基礎を身に付けてから、
激しい音楽のジャンルに進むか、

それしか叩き方を出来ないから
そのジャンルをやるかでは

雲泥の差が出てきます。

小さく美しいドラミングもできるけど、
ラウドの音楽が好きだからやる!

そういうドラマーになっていただきたいと思います。

綺麗なフォームとはどうやったら獲得できるのか?

フォームにも好みというものがあります。

例えばある人はAというドラマーが好きだけど、
Bは嫌いという具合です。

ではその好きなAというドラマーを
追いかければいいのでしょうか?

それは『No』です。

スポーツの世界もそうですが、
定番となっている基礎練習を
徹底的にこなします。

その練習をベースにし、
その人にあった奏法を考えていきます。

この作業は独学では難しく
やはり優れたトレーナーが必要になります。

優れたトレーナーは自身の経験から
学習者に最適なメソッドを提供できます。

学習者はそのメソッドを忠実に再現してから
自分に合う合わないを判断できますので、

効率的で、早く上達することが出来るのです。

しかし、自分の世界を持っている人は、
なかなか人に学ぼうとしません。

これはその人の性格にもよるのですが、
実にもったいない話です。

もしあなたが、上手くなりたい、
フォームについて悩んでいるならば

いくつかのドラムスクールの門を叩いたらどうでしょうか?

一つではありません。
10数個ドラムスクールの門を叩くのです。

そうしていると、自分に合うスクールが必ず現れます。

かく言う私も数多くのドラマーの門を
叩きました。

最終的に4人のプロドラマーから
学びましたが、どれも私の血肉となっています。

基礎段階を終えた後

ここからは自分の好きなアーティストの分析に入ります。

これは、そのドラマーをそのまま
完全コピーしなさいという意味ではありません。

なぜ、そのドラマーをカッコイイと感じるのか? 

関節の動きはどうなのか? 

なぜこのような腕の振りをすのか?

そういうところを研究するのです。

基礎練習を繰り返しながら、
憧れのドラマーを研究していくと

自分とその憧れているドラマーとの乖離を
肌で感じることが出来ます。

しかし基礎の重要性を認識している人は
どのような練習が不足しているのか一目瞭然です。

基礎が無いドラマーは、そのプレイを
そっくり真似ようとトレーニング時間の全てをつぎ込みます。

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