ドラムをプレイするためには当然
スティックを握らなければなりません。
ですので、ある程度握力は必要になります。
ではその力は一体どの程度必要なのでしょうか?
このページでは、『ドラムと握力』という
テーマで述べています。
Contents
スティックをコントロールする力
握り込む重さをイメージしやすいように
スマホを想像してみて下さい。
用意できる人は実際に用意して
スマホを摘まんで空中に停止させてください。
どうでしょうか?
少し腕に負荷がかかりませんか?
スティックを握る場合は
スマホを摘まむより、軽い力加減で握ります。
つまり、スティックはほとんど握力が要らないのです。
しかし、多くの人が軽く持っていると
プレイ中にどこかへ飛んでいくと考えています。
でも安心して下さい。
それは大丈夫なのです。
初心者は上手く出来ませんが、
上手くなるにつれて、
ドラマーは、スティックを摘まんだり
放したりを瞬時に何千回も出来るようになるのです。
これは数値化するメソッドが無いので説明は出来ません。
しかし、人間特有の感覚で、
コントロールできるようになります。
このコントロール力は『器用さ』の問題になってきます。
器用さで考えるならば、非利き腕は
利き腕の様に字を書いたり、箸を使用したりすることが出来ません。
中には両利きの人もいますが、
そういった人は例外と思って下さい。
何年もドラムトレーニングを続けていると、
ドラム特有の器用さが身に付いていきます。
この器用さはドラムを叩く以外
全く役に立たない器用さです。
字も書けなければ、箸も扱うことも
出来ませんが、スティックコントロールは出来ます。
器用さを上げるためのアプローチ
人は、ある部分に特化して訓練すると
身体の記憶としてメモリーされます。
いわゆる『職人さんの技』というものです。
これには正しいアプローチと時間
の2つだけが必要です。
正しいアプローチを知っていても
時間をかけない人に出来ませんし
時間をかけても間違ったアプローチでは
絶対に再生が出来ないのです。
闇雲に根性論だけでもできません。
むしろ、体が壊れる危険性もあります。
スポーツ選手など同じフォームを
繰り返し繰り返し行いますが、
これは今やっている動きを
脳へ記憶するための反復練習をしているのです。
これもやはり力とは全く関係ないことです。
ただ単純に繰り返すことが条件です。
何年も練習しているのにコツが掴めない人
中にはコツが掴めず苦しんでいる人もいるようです。
これは、上記でも述べた様に
間違ったアプローチか、時間の不足ということになります。
間違っているということですから、
気になる人は見なおした方がいいでしょう。
正しいアプローチなどは教室、
インターネットで容易に得られます。
私が見た限り、ほとんどの人は
時間の問題です。
十分練習していると思っていても
ほとんどが練習不足ということになります。
結論から言うと、楽器、芸術ごとは
握力などの力でコントロールするものではない!
ということです。
是非皆さんの器用さを上げてくださいね!