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ドラムフィルインのパターンが同じ。行き詰まりの脱出方法

初心者に限らず、ある程度ドラムを続けている人でさえ、フィルインが同じパターンになってしまうと悩んでいる人も多くいます。この原因は、練習の段階で、同じフレーズばかりやる事が一番の原因ですので、様々なバリエーションのトレーニングが必要になってきます。

プロドラマーですら、同じパターンを使いますが、彼らは『個性』として認識されるのに対して、初心者や中級者のやるフレーズは『ワンパターン』と認識されます。この差はやはり、長年のキャリアと練習量の差としか言いようがありません。長年の経験から出されるフレーズは、それが同じでも全く色気が違います。つまりは、納得が出来る音色と言ってもいいかもしれません。

この様な音を出すためには、やはり練習が必要です。このページでは、ワンパターンに悩むドラマーさんのために、効果のあった方法をお伝えしたいと思います。

コピーをする
いわゆる耳コピーです。同じ曲でもドラマーが変わっている曲がありますよね?例えば、CDでは、Aさんが叩いているが、ライブではBさんが叩いているなど、同じ楽曲でもフィルインが全く違うものがあります。そうしたフレーズをコピーしていき、その曲にあった雰囲気を感じるのです。

そうやってコピーを続けながら、自分が動ける範疇のフレーズを考え出していきます。自分なりに考えたフレーズは血肉になりやすく、かつ忘れません。

今までやっていたフレーズを分解する
ワンパターンで叩いていたフレーズの手順、足順を変えてみるのです。いつも瞬時に出てくるフレーズというのは、完全に身についていますから、歌うことは容易ですね。それを利用して、普段は右手から入っているフレーズがあれば、そこをバスドラムにしてみるなど変化をつけます。

同様に今までやっていたフレーズに休符を入れます。休符を入れることで、ニュアンスがかなり変わってきます。休符入れても根本の手順は同じなので楽に演奏できますからストレスを感じないでプレイできます。

アクセントを多用する
これは私が良く使うテクニックです。同じ16分音符でも、アクセントの有無であたかも違ったフレーズに生まれ変わります。またそのアクセントをタムに移動することによって千変万化のフレーズが誕生します。

シングルストローク以外のテクニックを使う
フレーズがワンパターンの人の特徴として、ルーディメンツが苦手な人がいます。これは初心者、もしくは長くドラムをやっているのにも関わらず基礎練習をおろそかにしている人の特徴です。

そこで、シングルストローク以外のダブルストロークやパラディドルといった手順を取り入れ自分の出来るテンポで構わないので、どんどん使うことです。フレーズへの応用が分かると、練習も楽しんで出来ますよ。

偶数と奇数のリズムを上手く使い分ける
8ビートや16ビートをプレイする場合、同じ8分音符や16分音符しか出来ないといった人もいます。これは身体の流れから自然なスタイルですが、やはりワンパターン化する原因にもなります。

そこで、8ビートや16ビートを打ったら、3連や6連のリズムをフィルインとして練習します。これはリズムの流れが全く異なりますから、ただ単純にプレイするのではなく、考えながらプレイする癖が付きます。

シャッフルやジャズのフィルインでも同様で、3連符系のフィルインはあえて使わず、8分や16分音符をわざと入れて練習します。最初は違和感があるかとは思いますが、スムーズにリズムが流れ出すと、これも楽しんでプレイが出来ますよ。

総じて、同じフレーズしか出来ないと言った人は、同じことしか練習していないのです。様々なフレーズを組み合わせて、出来なければ出来るまで繰り返すということしか解決できないと思います。

世の中には凄いフレーズをやる人が沢山いますが、ある一定のレベルまで行くと、きっと満足できるレベルになりますから、皆さん、勇気をもって練習してください。

【管理人川端のまとめ】
・フィルインが同じパターンになってしまうと悩んでいる人は、練習の段階で、同じフレーズばかりやる事が一番の原因。
・プロドラマーも同じパターンを使うが、彼らは『個性』として認識されるのに対して、初心者や中級者のやるフレーズは『ワンパターン』と認識される。
・同じ楽曲でもフィルインが全く違うものがあるので、そうしたフレーズをコピーしていき、その曲にあった雰囲気を感じる。
・普段は右手から入っているフレーズがあれば、そこをバスドラムにしてみるなど変化をつける。
・アクセントの有無であたかも違ったフレーズに生まれ変わる。
・フレーズがワンパターンの人の特徴として、ルーディメンツが苦手な人や基礎練習をおろそかにしている。
・8ビートや16ビートを打ったら、3連や6連のリズムをフィルインとして練習する。
・ある一定のレベルまで行くと、きっと満足できるレベルになる。

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