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ドラム用音源の練習について~メリットとデメリットを考える

ドラム 音源 練習

ドラムの練習方法は様々存在しています。

曲をコピーする方法、
メトロノームを使用する方法、

CDなどに合わせる方法などなど
豊富に存在します。

それぞれの練習方法は一長一短で、
どれか一つをやればパーフェクトになる
というものは存在しません。

このページでは、ドラムの練習方法で
音源を使うことにフォーカスして
述べてみたいと思います。

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Contents

音源に合わせてドラムを練習するメリット

この練習方法のメリットを
いくつか挙げてみたいと思います。

・初心者から上級者まで適用出来る。

・好きなドラマーを完全コピーするまで繰り返すことが出来る。

・ライブでの再現性が高い。

順を追って解説していきたいと思います。

初心者から上級者まで適用出来る。

楽器を始めたばかりの人たちにとって
バンドで練習することはなかなかハードです。

もちろん、近くに仲間がいて
始める人たちも多いです。

しかし、毎日というわけにはいかず
帰宅してからの個人練習については

CDやデータ音源を再生しながらの
練習がほとんどでしょう。

私の教室でも全くの初心者については
簡単な8ビートを覚えてもらったあと
音源と一緒に練習してもらっています。

この段階で、初めてドラムを
プレイすることの楽しさを覚えます。

好きなドラマーを完全コピーするまで繰り返すことが出来る。

憧れのドラマーのフレーズを
完全コピーしたい!

とドラマーなら誰でも思うはずです。

完全コピーが目的であれば
音源で合わせて練習することは非常に有効です。

実際、私もデイヴ・ウエッケルや
スティーブ・スミスなどの

教本からマイナスワンの音源を利用し
何千回も練習した経験があります。

あたかも自分が憧れのドラマーに
なったような感じでとても嬉しいものです。

ライブでの再現性が高い。

中級者、上級者の人でも決まった
テンポやステージを完璧にしたい場合

カッチリした音源と合わせて
トレーニングすることで、
パフォーマンスがアップできます。

特に大きなコンサートで演出家が
入るような場合は、

完全にしておくことは当たり前で
プレイはもちろんですが、

話す台詞、登場するタイミングなど
何百回も同じリハーサルをします。

音源に合わせてドラムを練習するデメリット

一方で、音源に合わせて練習することに
デメリットも存在します。

いくつか挙げてみましょう。

・メロディーに助けられてしまい、曲を覚えられない。

・メトロノームなどの練習が出来なくなる。(つまらなくなる。)

・少しでもテンポや周りのメロディーが変ったら、対処できない。

メロディーに助けられてしまい、曲を覚えられない。

ドラマーは周りのメロ屋がメロディや
ハーモニーを奏でてくる関係で、
歌を歌えない人が非常に多いです。

これはドラムの弊害と言っていいと思います。

これは完全に、
メロディを覚えるということを考えていません。

ドラマーもミュージシャンですから
ピアノなど出来なくてもいいですから

せめて歌える位にはなっていないと
ダメだと思います。

メトロノームなどの練習が出来なくなる。(つまらなくなる。)

初心者の人に多いですが、
メロディのバックでプレイは楽しいのに
メトロノームだと辛いと訴える人がいます。

これはドラム自体が好きなのではなく
楽器演奏を楽しみたいという層の特徴です。

しかし、ドラムを上達させるためには
メトロノームの練習は必須ですので

避けては通れないと腹をくくるしかありません。

少しでもテンポや周りのメロディーが変ったら、対処できない。

ロックやポップスなどは
割とテンポやフレーズは同じですのでいいですが

ジャズに関してはマイナスワンCDで
合わせトレーニングをしていると
本番で失敗します。

それはジャズが即興を基にしているため
プレイヤーによって解釈がまるで違うからです。

ある人はミディアムで
ある人はアップテンポでという具合に

臨機応変に対応できる力が
必要なのですが、この力が育ちません。

管理人川端が実際にやっている手法

ライブ本番でそのまま使用できる
マイナスワンの音源ならそのまま使用しています。

しかし、私自身のスキルアップとしての
使用方法は若干、異なります。

普通は、音源のテンポ通り
ドラムをコピーしますが、

テンポを『大・中・小』と分けて練習します。

例えば、

テンポ120の曲では上手くいくのに
テンポ90ではしっくりこないというときがあります。

これは、本当の意味でリズムが
身体に入っていない証拠です。

ですので、大雑把でいいので、テンポを
『大・中・小』とチェックしてみるのです。

効果は絶大ですから、
是非やってみてください。

もう一つ、

メトロノームだけを流しながら、
自分でメロディを歌いドラムをプレイしてみます。

そうすると、Aメロは歌えるのに、
サビの7小節目の音域が出ないとか分かってきます。

メロディを歌えなくても、
ドラムは出来るということは、
メロ屋に助けられている部分と分かります。

一つの音源を掘り下げていくと
面倒で大変ですが

かなり力になりますから
是非トライしてみてください。

>>ドラムの曲の覚え方~完全コピーがいいその理由とは?

>>リズムを声に出すことによって得られる音楽的効能とは?

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