世界中の音楽シーンを塗り替え
今でも人々の心に残り続けているバンド、
それが『ビートルズ』です。
音楽を知らない人でも
かなりの曲を口ずさむことが出来ます。
これは本当に凄いことです。
ビートルズの現れる前と後では
全く音楽の世界が違います。
そんなバンドのドラマー
『リンゴ・スター』
について語ってみたいと思います。
Contents
リンゴ・スター
本名:リチャード・スターキー
(Richard Starkey)
1940年7月7日イングランド マージーサイド州リヴァプール生れ
リンゴ・スターのドラムのスタートは
17歳ということですから遅い方ですね。
体が弱かったそうですが
地道に音楽活動は続け
当時イギリスで人気No.1だった
ロリーストーム&ハリケーンに参加慕います。
ビートルズの加入はその後で62年に参加します。
ビートルズは初心者に最適
ビートルズの楽曲を聴いていると
それほど難しいテクニックは使っていません。
ですので初心者が最初にプレイするのにオススメです。
何を隠そう、私の初めてのライブは
ビートルズのコピーでした。
HELP
she loves you
Can’t by me love
など、私がドラムの世界に夢中になる
キッカケを作ってくれた曲です。
私の教室でも最初の教材として
ビートルズを使うことは多く、
皆、楽しんでプレイしています。
誰でも出来るが、誰も真似出来ない
確かにフレーズ自体は簡単なのですが
コピーすることは至難の業です。
それは彼独自の癖というか、
間というか、絶対真似出来ないのです。
以前、ビートルズのコピーバンドに
参加したことがありました。
心では楽勝と思っていましたが
録音した音源などを聴くと
『これはビートルズじゃない』
と直感的に思えたのです。
ビートルズ・ファンというのは
かなり『リンゴ吉』が多く、
『おまえのドラムはリンゴじゃない!』
となかなか辛い一言を浴びせる方もいました。
リンゴ・スターのドラミング
上記の理由から自分なりに
リンゴ・スターを研究してわかったことがあります。
リンゴは利き腕が左利きなのですが
右用のドラムセットを使用しています。
そのためハイハットワークとスネアの
バックビートのタイミングが違うのです。
大雑把に言えばハイハットは全てハネ気味で、
スネアは打面に押しつける
ダウンストロークで若干速いという感じです。
しかも楽曲ごとにタイミングが違います。
私なりに分析してみたのですが
やはり再現は難しいと思いました。
一つの理由に、生涯リンゴしかコピー
しないというのであればOKですが、
ドラミング全体を学びたい人ですと
時間がいくらあっても足らないからです。
しかし、ドラムを聴いて一発で
リンゴ・スターと分かるということは素晴らしいです。
ハイハットのタイミングとスネアが
ポイントですので
あなたが生涯リンゴ一筋なら
是非トライして下さい。
あと、サウンドに関しては
牛革のヘッドを使用しており
誰が叩いても特徴的なサウンドが
得られるようになっているそうです。
ライブではプラスティックのヘッド
を使用していました。
リンゴ・スターの素晴らしいところ
リンゴ・スターが語っていたことで
大変感銘したことがありました。
それが
『人々が口ずさむのは歌だろ? 』
『僕のドラム・パートなんて口ずさまないよ。』
という一説です。
当時、ドラムしか興味がなかった
私の頭を一発殴ったような衝撃でした。
今ドラミングに夢中になっている人も
心当たりがありませんか?
リンゴ・スターは作曲もします。
我々も見習い対ところです。
(下に動画を貼っておきます。)
やはり、単なるリズム屋ではなく
音楽家としてドラムをプレイしたいですね。
リンゴ・スターのお気に入りの曲、レイン
リンゴ・スターが単独で作った曲、Don’t Pass Me By
これもリンゴ・スターが単独で作った曲です。Octopus’s Garden
>>スタンディング・ドラムについて~効果的な練習方法と注意点