ドラムをいきなりプレイしても
身体の不調など起こさず
快適に演奏出来ていたのに、
ある日身体が固くなり、
身体のどこかが痛む場合があります。
これは年齢的な肉体の衰えも
考えられるのですが、
やっているジャンルが
激しい場合も起こりうることです。
このような状態になるのは、
座り方や姿勢が崩れている場合、
筋肉が固まっている状態の場合があります。
座り方や姿勢といった問題は、
鏡などを見ながら
自分で矯正していくしかありません。
一度癖になったフォームは、なかなか
修正することができませんから、
ゆっくりしたテンポで
行うようにすることが
大事になってきます。
身体のどこかが痛む場合は、
ある一定の筋肉を使いすぎる
ということが考えられます。
筋肉の最初の状態は
固いゴムのような状態です。
そんな状態で
四肢の分解を行うと
筋肉が壊れてしまう
可能性がある。
そこで重要なのが、ストレッチなのです。
身体の不調を起こすドラマーの大部分が
若いころからストレッチをせず、
いきなりドラムを叩いていた人達です。
プロドラマーですら、
そういう人がいますから
アマチュアでは尚更でしょう。
かく言う私も実は
腰痛になった経験があります。
今から20年前に
ツインペダルの練習に
明け暮れていた時代がありました。
当時は高速スピードの
プレイを習得したく
練習を重ねていたのです。
練習のやり方は、
スローからだんだんと
スピードを上げていくのですが、
腰痛になった日は
いきなり180から練習しだしたのです。
我ながら馬鹿な事をしました。
次の日から次第に腰に痛みが走り、
ドラムに座る事すらできなくなったのです。
それ以降、腰の痛みは癖になりました。
友人のギタリストは
手の腱鞘炎になりました。
彼は速弾きを得意としていた
ロック・ギタリストでしたが、
ある一定のフレーズをやると
痛みが出るようになったのです。
やはり彼もいきなり
早いフレーズの練習ばかりしていたことで、
腱鞘炎になったのです。
このように、
身体の故障は急なスピードや
無理な姿勢などによって引き起こされます。
そこからストレッチの重要性を認識し、
スポーツの本などを参考にしながら
ストレッチを練習の一部として
取り入れることにしたのです。
ストレッチの事を軽視している人は
間違いなく、故障します。
若く元気なときはわかりませんが、
年月を重ねると痛感しますので、
この文章をお読みの皆さんは
十分なストレッチを行うようにしてくださね。
ではここから具体的なストレッチについて
解説していきたいと思います。
ストレッチにはいくつかの
ストレッチがあり、
ドラマーは身体の部分によって
使い分けが必要です。
・スタティックストレッチ
(静的ストレッチ)
これは反動を使わず筋を伸ばすストレッチです。
ゆっくりと筋を伸ばし、
30秒から1分位静止させます。
これは最も安全なストレッチで、
ドラムを叩く上で
もっとも向いているストレッチになります。
・バリスティックストレッチ
(動的ストレッチ)
ドラマー自身が反動をつけて筋を
伸ばすストレッチです。
これは筋に力を流し込むことで
筋を伸ばしますから
筋損傷を引き起こすことがあります。
少し危険なのですが、
スポーツの世界では
パフォーマンスを出すためにやる人も多く、
特定の部分には効果的です。
ストレッチのやり方は、
スポーツを扱ったサイトが
山のようにありますから、
ドラムをプレイする上で重要だと思う筋肉群を探し
重点的に行ってください。
ちなみに私は朝、
起床してから1回、
ドラムのトレーニング前に1回、
必ずストレッチを行います。
ストレッチをやるやらないでは、
動きが絶対に違いますので、
あなたも是非取り入れてくださいね。
【管理人川端のまとめ】
・身体が固くなり、身体のどこかが痛む場合は、年齢的な肉体の衰えや、ジャンルが激しい場合も起こりうること。
・座り方や姿勢が崩れている場合や筋肉が固まっている状態の場合が故障の原因。
・座り方や姿勢といった問題は、鏡などを見ながら自分で矯正していくしかない。
・一度癖になったフォームは、なかなか修正することができない。ゆっくりしたテンポで行うようにすることが大事。
・身体のどこかが痛む場合は、ある一定の筋肉を使いすぎるということが考えられる。
・筋肉の最初の状態は固いゴムのような状態。そんな状態で四肢の分解を行うと筋肉が壊れる可能性がある。
・身体の不調を起こすドラマーの大部分が若いころからストレッチをせず、いきなりドラムを叩いていた人達。
・身体の故障は急なスピードや無理な姿勢などによって引き起こされる。
・ストレッチの事を軽視している人は間違いなく故障する。
・スタティックストレッチ(静的ストレッチ)は、反動を使わず筋を伸ばすストレッチ。
・バリスティックストレッチ(動的ストレッチ)は、ドラマー自身が反動をつけて筋を伸ばすストレッチ。
・ストレッチをやるやらないでは、動きが違う。
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