ドラムに限らず楽器を演奏するためには
幾分か特別な能力が必要です。
しかしそれらは、ある一定の練習を
すれば、誰でも手に入れることが出来ます。
しかしほとんどの人がそのレベルまでに
諦めてしまい、
自分には才能が無いと
練習することを止めてしまいます。
それは非常にもったいない事なのです。
では一体どれ位練習すればよいのか?
という疑問が出てきます。
このページでは、そんな疑問に
私なりの意見を書いてみたいと思います。
Contents
練習時間について
私のドラム初心者のころから
振り返って考えてみると
ドラムが楽しくて楽しくて、
1日3時間以上は練習していました。
年間1000時間以上でしょうか?
これは私の経験上の数値です。
プロの中にはこれ以上の時間の方は
ゴロゴロしています。
この3時間というトレーニングは、
ドラムに座ってから3時間ではありません。
1フレーズ5分間を12回繰り返して1時間
それを3セットやるという意味です。
休憩など入れると
4時間位になるかもしれません。
1日3時間のトレーニングを毎日行い、
2年目くらいから少しずつ体が動いていきました。
管理人川端の振り返り
最初の段階はスティックコントロール
簡単なロックビートがメインです。
シングルストロークと数種類のリズムが
操れる状態です。
3,4年目になると4ウエイを取り入れ、
ようやく四肢の分裂が上手くなり出します。
しかし実際のライブでは決まりきった
フレーズしか叩けず悔しい思いをします。
5年目に入るとロックのリズム以外にも
ジャズやラテンのリズムに興味を抱き練習を開始します。
それぞれのジャンルの型の習得が
出来るようになると
今度はテンポ感の対応が出来なくて困る
経験をします。
同時にドラムのリズム譜以外の
譜面を読む力が無いことを痛感し、
ギターやピアノにチャレンジします。
また、一つのバンドだけではなく
ジャム・セッションに参加したいのだけど・・・
怖くて参加出来ないといった経験もします。
勇気を振り絞って門を叩くのですが
あまりにも出来の悪いプレイに
自己嫌悪をおこし何度もドラムを
辞めたくなります。
10年目を越えるくらいから、
ふと体が動きだし、
どんどん人前に出たいと
思うようになります。
失敗もそんなに怖くなくなり、
明日には明日の風が吹く!
そんな気にもなっている状態が続きます。
しかし、
実際にプロの演奏と比較してみると
自分のプレイが恥ずかしい位
劣っているかを感じるようになります。
それでも止められず、
毎日毎日練習と音楽の日々を
過ごしていくのです。
才能について考える
私は才能というものには
全く縁がありませんでした。
ただただ、『欲しい』と思っただけです。
ロールが出来なかった頃は
ひたすらロールの練習を
していましたし
左足が動かなかった頃は
左足の練習ばかりやっていました。
もし才能が有るとすれば、『好き』だっただけです。
途中で止めてしまう人達は
この好き度がなかっただけなのです。
周りの人を見てみるとわかりますが、
能力がある人は、その分野が大好きな人が多いはずです。
あまりそうでもない人は
その分野に興味がないので、
ただ時間を竟やしているだけなのです。
私の教室の生徒さんの歩みは
それぞれバラバラです。
めちゃくちゃ早い人もいれば、
ゆっくり進む人もいます。
それぞれに身体的能力は
違いますが、
やはりドラムが大好きなのは同じです。
この好きという気持ちさえあれば、
今悩んで知ることは
数年後解決しています。
なぜならば練習するからです。
練習によってほとんどの技術は
人並みまで動かすことが出来ます。
病気や事故などは
どうしようもありませんが、
ほとんどの人は練習によって
賄える事が出来ます。
どうか今、
リズム感が無いと悩んでいる人は
自信をもって練習を続けてください。
時間はかかっても
必ず出来るようになります。