世の中には『中古品の市場』と
いうものがあります。
代表的なものでは中古住宅、
中古車、古着など様々の世界が
あります。
このページではドラムの中古、
特に子供に中古を使わせることについて
述べてみたいと思います。
Contents
楽器の世界
楽器の世界でも中古の市場は
非常に大きいといえます。
金額的に考えた場合、
代表格がバイオリンです。
『ストラディバリウス』
聞いたことがあるのではないでしょうか?
世界最高峰のバイオリンです。
値段も数億するものもあり、
一般的にはとても考えられない楽器で、
1600年から1700年にかけて、
アントニオ・ストラディバリという人が
製作したバイオリンです。
当時、バイオリンの黎明期、
量が重視されていた時期に
徹底的に音質にこだわって
作り上げられたバイオリンで、
400年たった今でも製作された1200本中
600本ほど現存しています。
質の高い楽器は、
時代を経てだんだんと音が変化していく
という特徴があります。
ドラムの世界も同じで、
1930年代に作られた
ドラムセットやシンバルが
高額で取引されています。
私もコレクターの一人として、
ジルジャンのオールドKなど
所有しています。
やはり素晴らしい音は、
プレイしていても本当に気分が良く、
何時間でも演奏が出来るのです。
子供にとっての中古品
では、子供にとって中古品とはどうでしょうか?
よくこんな方がいます。
『続けるか分からないので、
ブックオフで中古を買いました。』
気持ちはわかるのですが、
やはりあまり良くありません。
私たちが購入する中古と
初心者の方が選ぶ中古は
全く異次元の世界なのです。
ブックオフなどに置いてある楽器群は、
やはり粗悪なものが多いというのは
否定できません。
購入しない方がマシです。
働いているスタッフは
楽器に精通しているわけでは
ありませんから、
細かな部品の欠損などわかりませんし、
ブックオフで楽器を購入する客層も同類項です。
では、新品ならなんでもいいかと
言われればこれも違います。
昨今は、インターネットの普及で
手軽に買い物が出来ます。
ページの写真を見れば、
立派なドラムセットが
格安で売られています。
しかし、
それは載っている写真が良いものが多く、
実際の商品とかけ離れているものが
多いことも事実です。
スタートは肝心です
上記のことから、
子供や初心者のドラムは
中古品は止めた方が良いと考えます。
きちんとした楽器店で、
専門のスタッフの説明のもと
購入することをオススメします。
売り上げ至上主義になっている
楽器店もありますから、
ドラム教室に通われているなら先生、
またはドラムに詳しい人に
アドバイスをもらってもいいかもしれません。
予算の関係で、
安価なものに手を出すことも
後々後悔する場合もあります。
例外編
初心者や子供が
中古品を使っていい場合が2つあります。
それは、
ドラムに精通している人が
メンテナンスをしている機材、
もしくは、廃版になっている高品質の機材です。
ドラムに精通している人の
メンテナンスは信頼に値します。
そうした人から譲り受けた楽器というのは、
新品の音に比べ音に落ち着きがあり、
直ぐに馴染んでいきます。
廃版になって、
デッドストック状態で
眠っている商品も大丈夫です。
高品質なものは、
少しのメンテナンスで
元通りになりますから、
これも購入して大丈夫です。
以上が、中古品についての
意見になります。
やはり楽器のスタートは
きちんとした環境で、
きちんとした楽器で始めたいものです。
管理人川端のまとめ
・世の中には
『中古品の市場』というものがあり、
代表的なものでは中古住宅、
中古車、古着など様々の世界がある。
・金額的に考えた場合、
代表格がバイオリン、
『ストラディバリウス』。
バイオリンの黎明期、
量が重視されていた時期に
徹底的に音質にこだわって
作り上げられたバイオリン。
・ストラディバリウスは、
400年たった今でも
製作された1200本中600本ほど
現存している。
・質の高い楽器は、
時代を経てだんだんと
音が変化していくという特徴がある。
・ドラムの世界では、
1930年代に作られた
ドラムセットやシンバルが
高額で取引されている。
・経験者が購入する中古と
初心者の方が選ぶ中古は全く異次元の世界。
・ブックオフなどに置いてある楽器群は、
やはり粗悪なものが多いと
いうのは否定できない。
・新品ならなんでもいいかと
言われればこれも違う。
・インターネットの普及で
手軽に買い物が出来るが、
実際の商品とかけ離れているものが
多いことも事実。
・子供や初心者のドラムは
中古品は止めた方が良い。
きちんとした楽器店で、
専門のスタッフの説明のもと
購入することをオススメする。
・初心者や子供が中古品を
使っていい場合が2つある。
それは、ドラムに精通している人が
メンテナンスをしている機材、
もしくは、廃版になっている高品質の機材。