8ビートはロックやポップの代名詞として
使われました。
これは8分音符がサウンドとリズムの
ノリやラフさが歌と非常にマッチしたからです。
16分音符を基調とした16ビートは
ラフさよりは繊細さキレといった表現が
似合う音楽にぴったりのリズムです。
クロスオーバーやフュージョンという
ジャンルに分類されるリズムパターンです。
このページでは、16ビートについて
詳しく解説していきたいと思います。
Contents
16ビートには大きく2種類存在しています。
皆さんは、上記の2つの譜面の違いが
分かりますか?
上は両手で交互にハイハットを刻んで
いるパターンです。
下の譜面は片手で刻んでいる
パターンです。
両方ともスネアドラムの上の
ハイハットの×印を見てください。
両手を使用している上のパターンは
スネアドラムを打つときハイハットを打つことは出来ませんね?
一方片手でハイハットを打つ場合は、
スネアドラムを叩くときもハイハットを打つことが出来ます。
したがって、
スネアドラムのところにハイハットが
なければ、ミドルテンポの16ビート
ハイハットがあれば、スローテンポ
16ビートと判断が出来る訳です。
テンポ指定がなくともわかります。
それでは具体的なトレーニング方法を
解説していきましょう。
スローテンポの16ビート
片手で16分音符を刻むリズムパターン
ですので、もの凄く速いテンポは現実問題無理です。
ドラム初心者の段階ではテンポ50から
初めて70位が叩ければ合格としていいと思います。
片手16ビートの上限は100位ですので
将来的には100を目指してください。
では刻み方ですが16ビートの片手内には
下の3つの刻み方があります。
②指を使う
③手首のダウン・アップ奏法を使う
①②とも簡単で初心者でもすぐできる
テクニックなのですが弱点があります。
それは腕は疲れやすく
コントロールがしにくいという点です。
オススメとしては
③手首のダウン・アップ奏法が一番ベストだと思います。
しかし、それなりに難しいので、
ゆっくり気長に練習してください。
ダウン・アップ奏法をマスターしましょう!
動画を見てわかると思いますが、
手首の動かし方がポイントです。
まず手首を『谷』の形にし、
2打目は『山』の形にします。
それから連続して、
谷・山・谷・山・谷・山と
繰り返していきます。
この谷の部分がダウンストローク
山の部分はアップストロークです。
厳密に言うと少し違うのですが、
ドラム初心者の段階では
こう覚えていても差し支えありません。
ではいくつかパターンの動画を
載せておきますので
アップ・ダウンの動きを
観察してみてください。
ミドルテンポの16ビート
両手を使い交互に16分音符を
刻みながら叩くので
片手の16ビートに比べ
格段にスピードが上げられます。
ドラム初心者の段階ではテンポ120
が叩ければ合格として良いでしょう。
両手の場合も右手は片手と同じように
3種あります。
やはりオススメは③の
手首のダウン・アップ奏法を使う方法です。
左手は、右手の間に手首を使い
入れていきます。
百聞は一見にしかずですので、
動画をご覧ください。
手の動きがマスター出来たら、
足のパターンを加えていきます。
16ビートはリズムの細分化から
手足の分離には最適なリズムです。
ハイハットは8分刻みだが、これも16ビート
最後は、ハイハットを8分音符で
刻んでいますが、足のパターンが16分音符になっている例です。
使われている音符の最小単位を
もって、ビートの名前が決まります。
以下は、全て16ビートになります。
動画で確認して下さい。