ブラシが初めての人にとっては
ブラシ奏法は分かりにくいものです。
このページで基本的なブラシワークを
お伝えしていこうと思います。
ブラシは主にジャズの世界で
使われるものです。
ロック系の人にはあまり馴染みが
ないかもしれませんが
後々為になりますから是非
トレーニングしてみてください。
Contents
ブラシのトレーニング
先ず、コーテッドのスネアヘッドが
必要になります。
表面がざらついているヘッドの事ですね。
(上の写真のようなヘッドです。)
もし、そういったスネアがない時は
段ボールや新聞紙でも練習が出来ますから参考にして下さい。
まず最初にブラシの基礎から
始めたいと思いますが、
最初はスネアドラムの左右から
直戦的に動かす動作を練習します。
スタートの構え~1拍目
左右のブラシをヘッドに付けたまま
直線的に動かします。
そのとき、サウンドが『サーッ』と
綺麗に途切れなく鳴らすことが
ポイントです。
2拍目
2拍目にかけては①とは逆方向で動かし
元の①に戻します。
切り替わるところでサウンドが
切れないことが重要です。
目をつぶって聞いた場合、
サウンドがずっと途切れなく
『サーッ』と鳴り続けていることが重要です。
3拍目と4拍目
上記の①と②を繰り返せば
大丈夫です。
最も大事なポイントは
サウンドを途切れさせないことです。
これはジャズのバラードに
そのまま使用できますので
マスターしておきましょう。
もう一つ大事なポイントがハイハットです。
1,3拍目は空踏み
(ゴーストモーション)を行い
2,4拍目は歯切れの良い『チッ』という
サウンドを出してください。
初めはテンポ60位から初めて下さい。
もう一度念を押しますが、
サウンドを途切れさせないことが大事です。
拍の頭にアクセントをつける
1拍目
ここでは、右手に限って
アクセントをつける練習です。
上の図の赤の点線部分を見てください。
この点線の部分に斜めから軽くタップし
拍の頭をスタートさせます。
あまり強く叩かずに
滑り込むようなイメージです。
2拍目
2拍目は左端にいった右ブラシに
アクセントを置くようにプレイします。
赤の点線を見てください。
ここでもあまり強く叩かず
円を描くように滑り込むように
スタートさせます。
3,4拍目
3,4拍目も同様に出来ます。
これを繰り返すと拍全部にアクセントを
つけることが出来ます。
ポイントはキレのある『シャ』という
サウンドが有ることで
左手はアクセントを付けずに
ずっと『サーッ』というサウンドになっていることがポイントです。
右手を4分音符で鳴らす
今度は右手を4分音符で鳴らす方法です。
1と3拍はスネアの左部分、
2と4拍は右部分を叩きます。
左手は上記と同様、
途切れなく『サーッ』
というサウンドを出します。
シンバルレガートを刻む
次のアプローチは
シンバルレガートを右手で刻みます。
シンバルレガートは
2,4拍目の裏に
タップサウンドが来ますが、
そのサウンドを『と』と表現して
図に表現してみたいと思います。
先ずは1拍目です。
2拍目
頭を②で表現し、
裏を『と』で表現しています。
頭は軽くアクセントを置き、
裏の部分は軽くタップするだけです。
3拍目
スネアの右部分にきます。
レガートの場合2拍、4拍に
アクセントが来ますから
1,3拍は軽く添えるような
叩き方で行ってください。
最後は4拍ですが、
これも裏に当たる部分を『と』と
表現しています。
以上がブラシワークの基礎になります。
ブラシはドラムの芸術とも言われ、
マスターすることが難しいですが
色々なプレイヤーを見て真似てみてください。
その内あなたのオリジナルな奏法が
見つかると思います。