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クロス・スティック奏法(スティック トゥ スティック)のコツ

クロス・スティック奏法

ジャズ・ドラマーがドラムソロ中に
必ずやるテクニックがあります。

それが、

『クロス・スティック
(スティック トゥ スティック)』

と言われるものです。

非常に簡単で応用も広がりますので
是非、あなたの演奏に取り入れて下さい。

このページでは、この奏法のコツや
特徴を簡単に述べてみたいと思います。

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Contents

クロス・スティック奏法(スティック トゥ スティック)とは?

この奏法は左手のスティックの先端を
ドラムヘッドに押しつけて

そのスティックを右手のスティックで
叩くという単純なテクニックです。

上のファーストビュー画像を参照して下さい。

スティック同士で叩く音色と違い
ドラムのスナッピーや胴の響きもミックスされ

『コン』と心地よいサウンドを奏でます。

またスティックの叩く位置やヘッドに
押し当てる場所を変えることで

音階を作り出すことが出来ます。

パパ・ジョー・ジョーンズはこの
音階を利用し、素晴らしいソロをやっています。

是非観てみて下さい♪

※ラテンフレーズなどでスティックを
逆さまにする場合、

このクロス・スティックはあまり
良い音がしません。

普通の握り方が音色的にはベストです。

クローズドリムショットは逆さまが良い音がします。

クロス・スティックという名称は日本だけ?

クロス・スティック奏法

日本でクロス・スティックと言えば
上記のテクニックを指しますが、

海外ではクロス・スティックは別の
テクニックを指します。

どのようなテクニックかと言えば
ボサノバの奏法のクローズドリムショットを指すようです。

(上画像のモーションを言います。)

現に『cross stick』と検索すると
クローズドリムショットの解説動画ばかりです。

ちなみに『stick to stick』と検索しても
これも検索されません。

また『クロス・スティッキング』は
ドラム間を移動しながら叩く場合の

『手の交差』のテクニックを言います。

右回りを『クロックワイズ』
左回りを『カウンター・クロックワイズ・クロス』

と言います。

奏法の基本

クロス・スティック奏法

まず練習の基本としてスネアドラムの
中心に左手のスティックを置きます。

それから1/3程度の高さの部分を右手で
叩き音をチェックします。

その音を基準にしスティックの上下を
叩いたりスネア上で移動します。

気に入った音が分かったら毎回その音が
出るように練習をしていけばOKです。

マックスローチの例1

クロス・スティック奏法

マックスローチに限らずほとんどの
ジャズドラマーがやっているテクニックです。

クロス・スティック3発にバスドラ1発
という定番のフレーズです。

例2

クロス・スティック奏法

シングルストロークからクロス・スティックに繋げる場合

最後の左手を叩いたらバウンドさせずに
ヘッドに押しつけるとやりやすいです。

ジャンルのよって求められるサウンドが違う

ジャズでは良く用いられる
クロス・スティックですが、

ロックやフュージョンではあまり
聞かれません。

例えば、フロアタムのリムの音や
シェルを叩いた音は

ジャズやラテンではしっくりきますが
ロックでは『?』ですね。

こうした点でもジャンルは
リズムばかりではなく

求められているサウンドでも
線引きがされます。

>>クロス・スティッキングを演奏するコツと考え方

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