ドラムに限らず楽器やその他、
継続が必要なものというものは、必ず
『壁』
が現れます。
その壁は最初から大きなものではなく、
その人の進行具合によって、
全ての人が同じように感じるものです。
Aさんは直ぐ乗り越えそうなもの、
Bさんは乗り越えられないもの
といったことではありません。
全てが等しく与えられています。
しかし、どの世界も挫折する人は後を絶たちません。
私は長くドラムを演奏してきましたから、
この挫折のポイントがよくわかります。
では具体的にドラム初心者の人が
陥る点を考えてみたいと思います。
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継続することができない
例えばレッスンで初めて習う8ビートは、
プレイしたことがある人ならば
あの感動は覚えているものと思います。
しかし、その感動も年月とともに
薄れてしまい、練習しようとしません。
そうして次のレッスンという具合で、
その場その場でクリアするやり方を繰り返していきます。
そうこうしているうちに、どんどん
難しくなり、出来ない自分が嫌になるのです。
この継続の壁を突破する秘訣は、
長時間練習しようとはせず
1日5分、10分という小さい時間を
毎日行うことで体質が変わってきます。
『習慣化』ですね。
これが全ての大元になっていることを
しっかり認識することが大切です。
この習慣化さえできれば、もう後は
時間とともに解決することだらけなのです。
その他、ドラム初心者にとっての
練習順番についてまとめています。
ハンドテクニック
『なかなか手が速くならない』
とか
『手が疲れる』
といった問題ですが、
これも人によっては十数年スクールに
通っているにも関わらず、
成果は得られていない人も多くいます。
ほとんどが習慣化さえあれば解決するのですが、
中にはフォームの崩れが原因の人もいます。
この解決方法は自分のお手本となるものと
自分のやり方の違いを細かくチェックし、
そのまま真似ることで解決します。
フットテクニック
フットテクニックが苦手な人の多くが、
ハンドテクニックが不十分という結果があります。
これはハンドテクニックの学習方法が
そのままフットテクニックに応用が可能だからです。
手は苦手だから足が動くドラマーになる
という考え方は、
一見弱点を補っているかのように思えますが
残念ながら遠回りなのです。
まず徹底的にハンドテクニックを
マスターしてから
フットテクニックを練習すると意外と速く
マスターできることを体感すると思います。
リズムパターン
リズムパターンも様々な型が存在し、
その全てをマスターすることは不可能です。
しかし、挫折する人の多くが数種類の
パターンしか知らないということも確かです。
膨大なリズムパターンを前に
ひるむこともあるかもしれませんが、
自分の知らないパターンは貪欲に
練習を繰り返す必要があります。
そうしているうちに、ジャンルを
俯瞰できるようになります。
四肢の分解もこれと同じと思ってください。
こちらにもリズムパターンについてまとめています。
譜面が読めない
譜面力も慣れが必要で、この方法も
ごく簡単な譜読みからスタートします。
しかし、必ず瞬時にわからない譜面が必ず出てきます。
そうした譜面は、なぜ読めないのかという
分析が必要になります。
この分析する癖が出来るならば、
世の中にある譜面は
ほとんど同じパターンの塊
というのに気が付きます。
人前で演奏できない
自分の技術はまだまだと言い、
何年も人前で演奏しない人が多くいます。
非常にもったいないことで、
人前で演奏する人のレベルとしない人の
レベルは年を追うごとに差が開いていきます。
確かに人前で演奏するのは
『怖さ』の壁が立ちふさがっていますが、
この怖さの壁もドラムと向き合う限り
永遠と続くものなのです。
ここは失敗してもいいので演奏する
という考え方にすることが重要です。