このページでは、ジャズのスタンダードナンバー『CANDY(キャンディ)』を使った練習方法を記載しています。
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CANDY(キャンディ)
ジャズ・スタンダード・ナンバー『Candy キャンディ』は1944年に発表になりました。作曲は、Joan Whitney、Alex Kramer、作詞は、Mack Davidです。
ジャズのジャムセッションでは必ず演奏される度定番のナンバーですから、ドラマーの皆さんはしっかりと曲の理解をしていきましょう。
曲の構成は、AABAという構成で、非常に分かりやすくなっています。ドラマーの場合、曲を知らなくても構成さえわかれば演奏できますが、やはりメロディと歌詞はしっかりと押さえてきましょう。コードなどは余力があればやってください。
Step1 CANDY(キャンディ)のメロエディラインを徹底的に覚えていきます。
では早速、CANDY(キャンディ)メロディのラインをスネアドラムのシングルラインとして考えてみましょう。
CANDY(キャンディ)を聞いたことが無いという人は、以下に参考となるyoutubeを貼っておきますので、メロディを聞きながら上記の譜面を参考にして下さい。多くのジャズナンバーは、メロディをわざと崩しますから、全く違うリズムになっている場合があります。
Nat King ColeとLee Morganの動画を載せておきますが、他にも沢山ありますから是非参考にして下さい。
Step2 シンバルレガートをしながら、メロディラインを左手でコンピングする
Step2では、CANDY(キャンディ)メロディを左手のコンピングの教材として使用します。
歌と左手が同時に動くまで、繰り返して練習して下さい。1コーラス通しで出来ることが望ましいですが、途中で止まったりする場合は、1小節づつ抜き出して練習して下さい。
Step3 シンバルレガートをしながら、メロディラインを右足でコンピングする
左手で十分コンピングが出来たら、今度はそれを右足で行います。手に比べて難しいですから、テンポは遅めに行います。
Step4 シンバルレガートをしながら、オンビートは手、オフビートは足
次のステップは表拍をスネアでコンピングし、ウラをバスドラムでコンピングします。オフビートに足が来るのがジャズですので、この練習は効果がありますよ。
Step5 メロディーラインをアクセントとして練習する
次のステップは、アクセントの練習です。メロディの部分を3連符のアクセントとして考える練習をします。
Step6 CANDY(キャンディ)の歌詞を覚える
このステップは、CANDY(キャンディ)の歌詞を覚えます。ヴォーカルではありませんから全然上手くなくても構いません。端的に言えば、英単語が暗記できればOKです。
歌詞の場合、多くの曲が著作権が切れているパブリックドメインになっていますが、中には著作権が切れていない場合がありますので、このページでは記載しません。ネットや本には出ていますので、参考にして下さい。
日本語の意味を知る
最後のステップは、日本語の意味を知るということです。英文で書かれた歌詞は、日本語にすることが難しく、英語が得意な人でもわからないものがあります。
そこで利用したいものが、『ジャズ詩大全』という本です。これはジャズ・スタンダードの本当に意味を解説している本で、大変勉強になります。CANDY(キャンディ)はVol.15 NO.6に記載されていますので、参考にされてください!