メロディー楽器や歌手が一緒の場合、
ドラマーは小節を数えなくても済みます。
しかし、ジャズのアドリブパートや
ドラムソロになったとき
小節を見失い、どこをやっているのか
分からなくなるときがあります。
このときに大事になってくるのが
小節をきちんと数えるということです。
このページでは小節のカウント方法と
題しまして色々述べてみたいと思います。
Contents
ドラマーは小節を数えているのか?
メロディがなくなったときや
アドリブやドラムソロのとき、
ドラマーは小節を数えているのでしょうか?
数小節の曲でしたら難なく数えることが可能でしょうが、
100小節、200小節もある曲をキッチリ
数えることは不可能です。
では、経験豊富なドラマーはどうやって小節を
数えているかと言えば
4小節を位単位として捉えています。
初心者の人は難しいかもしれませんが
楽器の経験が豊富な人は
4小節単位が身体に染みついているのです。
この感覚で、8小節、16小節とカウントしていきます。
ですので、この4小節感覚を身につける
トレーニングが必要になってきます。
小節感を鍛えるトレーニング
4小節単位でリズムを変える
一番やりやすいのが4小節単位で
リズムを変えるトレーニングです。
スティックコントロールを利用しても
構いませんし、リズムパターンでも大丈夫です。
その際に『1・2・3・4』、『2・2・3・4』
口でカウントする練習をして下さい。
4小節単位でのトレーニングが終わったら
今度は8小節、16小節単位で練習します。
これらのトレーニングでほぼ間違いなく
4小節の感覚が身につきます。
メロディを覚える
4小節の感覚が身についたドラマーが
次に迷うのがドラムソロです。
ドラムの場合、曲を知らなくても
4小節の倍数でソロが出来ます。
しかし、そのソロは全く面白くなく
単なるリズム回しに過ぎません。
それはなぜかと言えばメロディを知らないからです。
4小節、8小節が理解出来たら
次のステップはメロを覚えます。
特にジャズのスタンダードはAABAなど
8小節単位で構成されています。
メロと小節感を一緒に鍛えることが出来ます。
変則な小節数の曲の場合
中には小節数が『8,8,16、10』といった
構成の曲があります。
こうした曲は、自分の心の中で
『4+4+2』なので、2小節余るなと考えておきます。
ドラムソロの場合は、上記の考え方と
メロディを歌いながらプレイします。
こうした曲は自分でメモしておき
ファイリングしておけば便利ですよ。
譜面に『4』と『8』を記入しておく
譜面をもらってプレイずる場合、
綺麗に4小節単位で作ってくる人もいれば
小節数がバラバラで記入してくる人もいます。
ビッグバンドのパート譜などはバラバラで
非常に見にくくなっています。
またドラムのパート譜はドラマーの
アドリブに任せられているため
真っ白の部分が多く、これもどこを
やっているのか迷う場合があります。
そうした譜面をもらったときに先ず
やって頂きたいのが、
譜面に『4』と『8』を記入するというものです。
そうすることで、4小節単位の感覚で
譜面を見ることが可能になります。
是非、皆さんのトレーニングに上記の
アイデアを取り入れてみて下さい!!