シンバルには色々な種類があります。
クラッシュシンバル
ライドシンバル
スプラッシュシンバル
そのほとんどの形状は中央に『カップ』
と言われる盛り上がった部分があります。
このカップにはキチンとした存在意義が
あり、
テクニック的にも知っておく知識があります。
このページでは、
『シンバル・カップの叩き方~その存在意義と奏法のコツ』
と題しまして色々と述べてみたいと思います。
Contents
カップはなぜ存在するのか?
皆さんがカップを使う場合、主に
ライドシンバルについているカップを使うと思います。
他のクラッシュやハイハットなど
使用頻度はほとんどないと思います。
ではなぜこうした使用頻度の少ない
カップが全てのシンバルについているのかと言えば
シンバル特有の『音の伸び』に関係しています。
ドラムの各パーツの中で唯一音が伸びるのがシンバルです。
他の金属パーツであるスタンドやリムを
叩いても『カン、カン』と音がするだけです。
シンバルは全体的に曲線にデザイン
されており、中央のカップで倍音が増幅されます。
この構造によって『音の減衰』が起るのです。
カップの活用方法
倍音を作り出すことで付けられている
カップですが、
様々な味付けで使用することが出来ます。
例えば8ビートの曲でサビの部分だけ
4分音符でカップを叩く。
ラテンのリズムでカスカラの部分を
カップで叩く。
など通常のリズムをカップで叩くことで
華やかなイメージに変化させます。
ここでは私自身がアフロキューバンを
叩いていますので参照して下さい。
スティックとカップの関係
スティックは先端をチップと言い、
膨れ上がった部分をショルダーと言います。
通常カップを叩くときはショルダー部分を使います。
チップの部分も使って良いのですが
やはり音圧という面からショルダーがオススメです。
チップはシンバルレガートや8ビート
など一定のリズムを刻むことに適しています。
カップの叩く方向は左側を叩く方法と
右側を叩く方法の2種類があります。
これはプレイヤーの好みがありますから
あなたがやりやすい方法を見つけて下さい。
ちなみに私の場合、
ロック系のビートのとき左側
ラテン系のビートのとき右側
というのが長年の癖になっています。
クラッシュやハイハットのカップ
クラッシュやハイハットのカップの
使用頻度は少ないと思います。
特にハイハットはドラムソロ部分で
ハイハットのみの演奏で使っているドラマーがいます。
ただし少し特殊ですので基本は
ライドのカップの習得に時間を使った方がいいでしょう。
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