シンバルの叩き方は、各シンバルに
よって奏法が異なります。
シンバルは大きく分けて
ハイハットやライドのようなリズムを刻むシンバル
クラッシュやスプラッシュなどのように
アクセント重視のシンバルに分けられます。
このページでは通常ではあまり
見ることがない叩き方をご紹介したいと思います。
Contents
ダウン・アップ・クラッシュ奏法
クラッシュシンバルを叩くときは
通常、スティックのショルダー部分を
シンバルのエッジにたたき込みます。
ストロークで言えばダウンストロークのみです。
この奏法にアップストロークを加え
ショーアップの効果を高める方法があります。
それが、
ダウン・アップ・クラッシュ奏法と言われるものです。
この奏法のダウンは通常のシンバルの
打ち方をするのですが、
アップの部分は2種類の奏法があります。
・手の甲が上を向く方法
・手の甲が下を向く方法
この2種類を解説していきます。
手の甲が上を向く方法
この奏法はアクセント移動で使う
アップ・ダウンと同じストロークを使います。
普段からアップ・ダウンをやっている
人はそう難しくないテクニックです。
手の甲が下を向く方法
アップをする際に手首を返し、
ダウンに繋げるやり方です。
この方法の利点はスピードが速い点です。
アップ・ダウン・クラッシュ奏法の練習のコツ
アップ・ダウン・クラッシュ奏法の練習は少し特殊です。
アタマにクラッシュを叩く場合
普通にアクセントのダウンを叩けばOKですが、
アタマをアップで叩く場合少し慣れが必要になります。
以下の譜面をやってみて下さい。
どうですか?
少し違和感があるでしょう。
アップ・ダウン・クラッシュ奏法は
通常のドラミングの流れがいったん止まるのです。
これをスムーズにするには
2発以上のクラッシュのフレーズを
ある一定期間アップから始める必要があります。
その他のシンバルの叩き方
エッジをコツンと叩く
バラードの最後で曲を締める場合に
最後の一発にこの方法を用います。
『カン』とスティックの木の音と
シンバルの音がミックスされる心地良いサウンドです。
ブラシ・ロール
ブラシのをシンバルに挟み込み
そのままロールをします。
シングルストロークを使う場合と
比較すると面白いですよ。
ブラシ柄のリンクをスライドさせる
収納型ブラシの柄はリングになっており
そのリングをシンバルの上で滑らせます。
『シャー』っという綺麗なサウンドが得られます。
シズルが付いていれば、さらに効果的です。
>>スプラッシュシンバルのセッティングはマヌ・カチェから学べ