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ドラムでトリックプレイを演奏するコツや練習の考え方

ドラム トリック

単純な8分や16分音符を演奏していても
聴き手には全く別のリズムに聞こえる場合があります。

このようなリズムは『トリックプレイ』
と呼ばれ、曲の中でスリリングを生みます。

あまりやり過ぎると曲自体を台無しに
してしまいますが、一定の考え方は必要です。

このページでは基本的なトリックプレイ
のコツや考え方について言及していきたいと思います。

是非、皆さんも普段のトレーニングの中
に取り入れてみてください。

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Contents

トリックプレイの意味

ドラム トリック

なぜトリックプレイは必要になるのか
というと、さらなる興奮を求めるからです。

幼少時代に聴く音楽は童謡などの単純な
構成の曲がほとんどです。

大人になるにつれてこうした
単純な音楽は興味がなくなり、

新たな新鮮な感覚の曲を欲するように
なります。

そうした背景から様々なトリックプレイが生まれるようになったのです。

トリックプレイの考え方

ドラムでトリックプレイをする場合
本来は8分や16分音符のはずが

いつの間にか3連符や5連符に聞こえ
拍がわからなくなります。

このようなフレーズのトレーニングは
『区切りを変える』ということがポイントです。

例えば、16分音符を演奏する場合、
普通に叩けば4音ずつ感じますが、

それをワザと3音ずつにしてみたり
5音ずつにしてみたりするのです。

16分音符を使う場合のパターンを考えてみる

ドラム トリック

16分音符を例にして考えると
以下の3通りの区切り方を行います。

4音に対して3音の塊
4音に対して5音の塊
4音に対して7音の塊

先ずはこれをベースに練習していきます。

練習する場合は、必ずメトロームを
聴きながら拍をカウントできるようにします。

もし、拍をカウント出来ないならば
あなた自身が術中に落ちてしまいます。

3連符を使う場合のパターンを考えてみる

ドラム トリック

3連の場合も同じで
3音に対して倍数以外の塊を作ります。

3音に対して4音の塊
3音に対して5音の塊
3音に対して7音の塊
3音に対して8音の塊

3連符の場合は上記の4パターンを
トレーニングしてみてください。

16分音符同様メトロノームを聴きながら
カウント出来るようにしてください。

フレーズのグルーピング化

トリック ドラム

上記の練習方法は基本的にオルタネート
(交合打ち)です。

オルタネートを十分に練習したあとは
グルーピング化という方法を使って
さらなるテクニックのアップをします。

グルーピング化というのは、
3打の場合はRLLで叩く

4打の場合はRLRR/LRLLで叩く
という具合に自分で手順を作っておきます。

グルーピングの利点は手癖になりやすく
実践で使えるフレーズを習得しやすいのです。

さらなるコツですが、
右利きなら必ず右手発進のフレーズにします。

トレーニングはメトロノームを使い
カウント出来るようにすることは同様です。

グルーピングの例

3音=RLL or RRL

4音=RRLL

5音=RLRLL

7音=RLLRRLL

このように自分で手順を考えて
練習しておけば、実践でかなり有効です。

ドラムでトリックプレイを演奏する注意点

ドラムでトリックプレイを考える場合
メロディーがない分、いくらでもアイデアが出てきます。

こうしたフレーズはやればやるほど
面白くなり、本来の音楽からかけ離れていきます。

何を隠そう私も学生時代にかなり
ハマったことがありました。

こうしたトリックプレイが出来るように
なるとリズムを自由に操れるようになった気がします。

しかし、実際の演奏で要求されるものは
単純に正確なリズムであったり、

強弱のダイナミクスや楽譜を読む力
などです。

決して練習マニアにはならないようにしてくださいね。

>>3拍フレーズ それは演奏にスリリングを加えるモノ

>>スリップビートをドラムで叩くコツと考え方

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