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ドラム留学をする前に。国内でやり尽しましたか?

ドラムを真剣にやり出し、
もっともっと練習がしたい。

その道を極めてみたい。

と情熱が爆発しそうな
くらいになっている人も多いでしょう。

そうした人が
必ず考えることがあります。

『ドラム留学』です。

ドラムを海外、
特にアメリカで学びたいという思いです。

私もその気持ちは、
痛いほど良くわかります。

もしあなたが経済的に
十分やっていけるのでしたら、
なるだけ早く旅立つ事が
理想です。

若いうちから経験することは、
無駄ではありません。

私の師匠は、
48歳になり、
アメリカのバークリー音楽院に
留学しました。

家屋敷を全て売り払い、
家族全員で旅経ちました。

もの凄い情熱の塊を感じます。

お師匠さんは、
国内で第一線で活躍していた
ジャズドラマーでしたので、
当時からやり尽した感が
あったのでしょう。

新たな練習内容や
演奏相手など刺激が
欲しかったのだと思います。

当時は今と違い、
情報もなく、
最良の選択だったと思います。

しかし、今ドラムで留学することが、
一番良いかと言われれば、
私は『No』と答えます。

前述したように、
あなたが経済的に
ゆとりがあり、
若ければ、
チャレンジした方が良いと
思いますが、
そうでないなら少し
冷静に考えてみましょう。

今、国内で手に入るドラム情報は、
世界中同じものが手に入ります。

首都圏なら毎日のように
海外のミュージシャンを
見ることが出来ますし、
英語が出来るなら
オンラインスクールに参加し、
Facebookなどでダイレクトに
質問が出来ます。

プロではない一般ユーザーの動画も
youtubeで確認できます。

私が思う海外に行く利点は、
ドラムに関しては少ないと思います。

もちろん、
行くことで得られる経験値
というものは上がりますから、
その人にとっては有意義かもしれません。

人脈も広がりますね。

しかし、やはり、
『自己満足』の域から
出ていないのでは?
と思うのです。

でもどうしても行ってみたい人も
いるでしょう。

そんな人達に
聞いてみたいことがあります。

『日本でドラムを
やり尽した感は
ありますか? 』

『あらゆるメッソドを
研究しましたか? 』

ということです。

おそらく3000円ほどで
購入した教則本を
完全にマスターするまでは、
レベルによりますが
年単位でかかるはずです。

しかし、
同レベルの内容を
ドラム留学で
やろうとするならば、
年間で7、800万円は
かかるのではないでしょうか?

もしあなたが
ドラム留学を考えているなら、
その大学で実際行われている
教材を手に入れることを
してみてください。
そうした教材を
吟味してからでも遅くはないはずです。

以前、リットーミュージックから
『演奏能力開発エクササイズ』
という教則本が発売されていました。

これはラリー・フィンという
バークリー音楽院の教授が
書いたテキストです。

DVDも発売されていますので、
実際のフォームや譜例を確認もできます。

このテキストは、
主にグルーブを中心に
扱っているテキストで、
ロックやファンクといった
ジャンルが好きな人には
最高のテキストです。

一読して、
さっと出来ればいいですが、
おそらくほとんどの人が
出来ないフレーズが沢山あるでしょう。

それをマスターするには、
また数百時間の
トレーニング時間が必要なのです。

このトレーニング時間は、
アメリカにいようが、
日本にいようが同じです。

その人の能力に比例します。

徹底的に徹底的に、
日本国内で練習しまくるのは
どうでしょうか?

そこで、
もう国内でやることは無いと
思えたときに
新天地を探すことをオススメします。

しかし、
この境地に辿りついた人は、
もうドラム留学には
興味が湧かないかもしれませんよ。

これから先は、
価値観の世界です。

あなたが思うように行ってください。

管理人川端のまとめ
・ドラムを真剣にやり出し、もっともっと練習がしたい。その道を極めてみたい。と情熱が爆発しそうなくらいになっている人が必ず考えることがある。それは『ドラム留学』。

・もしあなたが経済的に十分やっていけるのでしたら、なるだけ早く旅立つ事が理想。

・昔は今と違い、情報もなく、ドラム留学は最良の選択だったと思うが、今ドラムで留学することが、一番良いかと言われれば、私は『No』と答える。

・今、国内で手に入るドラム情報は、世界中同じものが手に入る。首都圏なら毎日のように海外のミュージシャンを見ることが出来る。

・英語が出来るならオンラインスクールに参加し、Facebookなどでダイレクトに質問が出来る。プロではない一般ユーザーの動画もyoutubeで確認できる。

・私が思う海外に行く利点は、ドラムに関しては少ないと思う。

・どうしても行ってみたい人は、『日本でドラムをやり尽した感はありますか? 』、『あらゆるメッソドを研究しましたか? 』を考えるとよい。

・トレーニング時間は、アメリカにいようが、日本にいようが同じ。

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