ドラムに限らず楽器を演奏する人は
2通りのタイプがいます。
それはアドリブが出来る人と、出来ない人です。
この両者は、譜面が強い人と弱い人に分けられ、
それぞれに練習方法が違ってきます。
このページではそれぞれのタイプの
練習方法の違いなどを述べてみたいと思います。
Contents
アドリブが出来るということ
アドリブの作り方は、その人の中から
湧き出てくるリズムをいいますが、
ただ暗記したフレーズということではありません。
その現場で周りのプレイヤーの音を
聞きながら反応することを言います。
この反応力を得意にするためには、
基礎練習と様々な楽曲のコピーで培われます。
もちろん最初は、コピーですから、
その通りにしか演奏できませんが、
何年もトレーニングするうちに
自然と音楽の言葉を話せるようになります。
訓練の比重によって結果が違う
クラシック奏者の方で、
譜面があれば演奏できるが、アドリブは
出来ないといった話しを聞きますが、
それは単純に譜面をプレイするスタイル
から逸脱していないだけなのです。
アドリブ用の引き出しが少ないと言えます。
ジャズでは同じ曲を演奏しているのに
テンポやリズムが違い、
暗記しただけでは到底出来ません。
ある一定のパターンの暗記が必要になります。
基礎が身に付いている人ならば、
数か月パターンの取得だけで
アドリブが出来るようになります。
1曲を十分練習し、2曲目といった感じで
トレーニングしていけば出来るようになります。
ある一定の量を超えるあたりから、
コードやリズムなどもわかるようになりますから、
いわゆる『初見』でアドリブがどんどん出来るようになります。
ドラマーに多いパターン
ドラマーの場合、譜面が弱いですが
アドリブが出来るという人は多くいます。
こういった人は逆に完全コピーをし、
譜面通りに演奏する練習が必要になります。
私もこのタイプの人間で、
先にアドリブが出来るようになりました。
その後は、ロックバンドやジャズの
ビックバンドに所属し、
譜面漬けの日々を送るようになり
譜面が得意になったのです。
これも『慣れ』の部分が強く
繰り返し同じ譜面を練習していけば強くなれます。
譜面も弱ければアドリブも出来ない人は
ドラムを始めたばかりの人か、練習不足の人です。
ビギナーの場合はアドリブなど考えず、
今、目の前にある教則本を徹底的にマスターして下さい。
初心者用に書かれている本や
友人達とのバンドを通じて
段々と基礎体力が付いていきますから、
心配しなくても大丈夫です。
何年もドラムをやっているのに叩けない
そういった人たちは、そこまで
ドラムが好きではないのでしょう。
またはドラムが好きは好きなのですが、
練習が続かないのです。
しかし、これは個人の考え方です。
自由にプレイしたいと思うのでしたら
それなりの時間と労力がかかります。
あなたは、自由自在にプレイしたいですか?