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ドラムでメロディを歌う重要性を知っていますか?

ドラムというパートは主にリズムを担当します。他の楽器はメロディーやハーモニーといった部分に重きを置きます。そうした楽器の特性からドラマーはリズムだけに執着し、他の音楽の大事な部分をないがしろにしている人が多くいます。

本当はドラマーこそ全ての音楽要素を勉強しなくてはいけないのですが、ドラム自体の練習で精一杯と言うのも理解できます。しかし、あなたがドラムを上達したければ、最低でも『歌う』という練習を取り入れない限りは上手くなりません。

では、『歌う』ということは一体どのような意味なのでしょうか? よく歌うドラマーとか、あのドラムが叩くリズムは歌心があるね! という表現を耳にしますが、具体的に数値化できませんから、なかなか人に伝えることが出来ません。

私が考える『歌う』という意味は2つの意味があると考えます。

1つはリズム本来の歌い方で、例えば8ビートだと、『ドッタンドッドタン』というようにリズムの型を歌うやり方です。あとは、『ン・カッ・ン・カッ』という感じでメトロノームを裏で歌う方法です。

この方法は、ほとんど全てのドラマーがドラムをスタートさせた頃からやっている方法で、皆さんも良くやっている方法だと思います。リズムを習得するには避けては通れない方法ですので、これからもやってください。

2つ目は楽曲を歌いながらドラムを叩くという意味です。私は『歌う』ということは、このことを意味しているのだろうと思います。例えば、リズムしか知らないドラマーと、その歌を熟知しているドラマーのプレイは雲泥の差で現れます。

歌詞の意味から嬉しい、悲しいがわかり、メロディーやコード、曲の構成を知っているので、ドラミングの盛り上げ方など、歌を熟知している方が上手くいくことは容易に想像できると思います。

しかし、多くのドラマーがこの歌を歌うということをしていません。ドラムのテクニックに縛られていまい、足のダブルキックがとか、パラディドルがとか、プロドラマーの○○のテクニックだとか、そういった一部分しか見れていないのです。

ではどうやったら、この歌う練習が出来るのかというと、ただ単純に『普段のトレーニングに歌を追加するだけ』で可能になります。ここでは、具体的な練習方法をご紹介していきましょう。

分かりやすい例として、『鳩』を上げたいと思います。皆さんも子供の頃よく歌ったと思います。あの『ぽっぽぽー、はとぽっぽー』という歌です。ではこの『鳩』をリズム譜として書いてみます。
鳩
非常に簡単なリズムで構成されています。まずこのリズムを『鳩』を歌いながらスネアまたはトレーニングパッドで練習してください。出来たら、今度は8分音符、3連符、16分音符を歌いながらプレイします。

最後は32分音符ですが、32分音符はスローテンポの訓練として利用します。出来るだけ遅いテンポで余裕で32分音符が叩くことが条件です。この場合、32分音符は叩けるのだけれども、歌を歌うと遅すぎて歌えないという症状がでます。
鳩
これは歌のリズムが正確につかめていない証拠ですので、しっかりと歌詞のリズムと32分音符の縦のラインが揃えるように歌いながら練習していきます。以上の練習をシングルストロークでやり終えたら、ダブルストローク、パラディドルと変化させて練習していきます。

なお、このメソッド、ジャズ・ドラマーのアラン・ドーソン氏のメソッドです。私の3番目に当たる師匠からこのメッソドを教えていただき、スタンダードの歌を覚える際は、この方法を利用して歌を覚えます。

一旦歌を歌えるようになると、シンガーの気持ちが分かるようになります。そうすると、余計なリズムは出なくなりますし、盛り上げたいときには、それ相応なリズムがプレイできるようになりますから、是非皆さんのトレーニングに取り入れてください。

管理人TOSHIのまとめ
・楽器の特性からドラマーはリズムだけに執着し、他の音楽の大事な部分をないがしろにしている人が多くいる。
・ドラムを上達したければ、最低でも『歌う』という練習を取り入れない限りは上手くならない。
・リズム本来の歌い方は、例えば8ビートだと、『ドッタンドッドタン』というようにリズムの型を歌うやり方と、楽曲を歌いながらドラムを叩くという意味がある。
・多くのドラマーが歌を歌うということをしていない。ドラム独特のテクニックに縛られている。
・普段のトレーニングに歌を追加するだけで、歌う訓練が可能になる。8分音符、3連符、16分音符、32分音符で練習し、特に32分音符が重要。
・一旦歌を歌えるようになると、シンガーの気持ちが分かるようになる。そうすると、余計なリズムは出なくなりますし、盛り上げたいときには、それ相応なリズムがプレイできるようになる。

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