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ダンスリズムのトレーニング方法、ドラマーの役割

ダンスとリズムは
密接な関係があります。

ダンサーはいかにして
踊っているかということを
考えたことがあるでしょうか? 

ダンサーは曲を聴いて
踊っていますが、
それはメロディーを
聴いているのではなく、
リズムを体で感じて踊っています。

このダンサーが感じているリズムの事を

『ベーシック・リズム』

といい、私たちドラマーは
ダンサーにとって、
このベーシックリズムを
与えてあげることが
最大の役割になります。

もちろん、
音楽には様々な形態があります。

クラシックのように
一定のビートが存在しない音楽もあります。

このページでは、

『ダンス』

に特化してリズムについて
述べていますので参考にして下さい。

ダンスの為のリズムは、
ダンサーが流れるように
踊れることが目的ですので、
私たちが止まってしまったり、
テンポがくるってしまったり
しては始まりませんね? 

したがってダンス用に
ドラムのトレーニングする場合は、
先ほど述べた
『ベーシック・リズム』
の徹底的な習得が
必要になってきます。

昨今、
ドラムの教則本を見ると、
ほとんどが8ビート、16ビート
一辺倒で出来上がっています。

これは日本の音楽シーンが
歌もので構成されているために
起こる現象です。

おそらく、
流行歌の8割くらいは、
8ビート、16ビートで
作られているのではないでしょうか?

まぁ、
これらが今の時代の
商業音楽の世界なので、
仕方ありませんね。

まずは徹底的に
8ビート、16ビートを
マスターしましょう。

それらが終わったら、
次にあらゆるダンスで
使われている
ベーシック・リズムを研究していきます。

ところで、
皆さんはリズムの種類を
どれくらい言えるでしょうか?

ここで、ざっと書いてみましょう。

タンゴ、ボレロ、
チャチャチャ、ラ・コンガ、
バニー・ホップ、ボサ・ノバ、
ビギン・・・・

他にもたくさんありますが、
この中のリズム、知っていますか?? 

では、ここで登場してきた
リズムの音型を
全て理解しているでしょうか?

おそらくできないと思います。

8ビート、16ビート、
ジャズのレガート、シャッフル、
これ位なら説明が出来そうですが、
ベーシック・リズムと
言われるリズムは、
本当に数が多いのです。

私たち
『リズム屋』は、
最低でもダンスで使われる
『ベーシック・リズム』は知らねばなりません。

ではどうやったら、
そのリズムを知ることができるでしょうか? 
安心してください。
そうした辞書的な役目を果たす
教則本があります。
しかも相当古い本で、
古典的名作と言える本です。

それは海外の教則本なのですが、

『Basic Rhythms for
the Club-Date Drummer』

という本です。
この著者はシンコペーションで
有名なテッド・リードです。

アマゾンで1000円ちょっとで
販売しています。

この
『Basic Rhythms for
the Club-Date Drummer』は
27ページの薄い本なのですが、
32種類のダンス用ベーシック・
リズムが収録されています。
それぞれ、突っ込んで学習するには
量が不十分なのですが、
代表的なリズムを理解する上では便利です。

1か月に2つトレーニングしたとして、
1年ちょっとでダ
ンスのベーシックリズムが
理解できます。

一度身に付いたリズムは、
身体が忘れませんから、
ダンス音楽を聴いたときに、
応用が利きやすくなります。

テッド・リードの本は
薄くてペラペラなのですが、
本当に役立つ本を出版しています。

未だに再販を繰り返している
ということも納得するぐらい良い本です。

『俺はロックしかやらない』

という人もいて、
わかるのですが、
やはりもったいないと思います。

一つの身体から様々なリズムが
生まれるという感動を
是非味わってほしいと思います。

管理人川端のまとめ
・ダンスとリズムは密接な関係がある。

・ダンサーは曲を聴いて踊っていますが、それはメロディーを聴いているのではなく、リズムを体で感じて踊っている。

・ダンサーが感じているリズムの事を『ベーシック・リズム』といい、私たちドラマーはダンサーにとって、このベーシックリズムを与えてあげることが最大の役割になる。

・音楽には様々な形態があり、クラシックのように一定のビートが存在しない音楽もある。

・ダンス用にドラムのトレーニングする場合は、『ベーシック・リズム』の徹底的な習得が必要になってくる。

・流行歌の8割くらいは、8ビート、16ビートで作られている。

・8ビート、16ビートをマスターし終わったら、次にあらゆるダンスで使われているベーシック・リズムを研究していく。

・私たち『リズム屋』は、最低でもダンスで使われる『ベーシック・リズム』は知らねばならない。

・辞書的な役目を果たす教則本『Basic Rhythms for the Club-Date Drummer』という本がある。

・27ページの薄い本なのですが、32種類のダンス用ベーシック・リズムが収録されている。

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