私の教室にはメインの楽器が
ギターやピアノ、エレクトーンといった人がいます。
メイン以外の楽器をすることで良い相乗効果が生れます。
このページではセカンド楽器の
ベネフィットについて述べてみたいと思います。
Contents
セカンド楽器のメリット
私が理想としているのは、
ドラマーならピアノを並行して訓練することです。
理由は、ドラムだけを主としてトレーニングを開始すると
どうしてもメロディーやハーモニー
コードといった知識が付かないのです。
これは致し方ないのです。
初心者の段階では、ドラムの訓練が
手が一杯で時間の余裕がありません。
ですから、ドラムを始めたばかりの人は
数年間はドラムに集中するようにし、
数年後ピアノを習うことをオススメします。
他の楽器奏者も同様でメイン以外に
ドラムを訓練すると、
リズムに対して別の角度から
見れるようになります。
両方の楽器をやることで、
本当に音楽が見えてくるようになります。
私もピアノとギターはやっていました。
ドラムだけでは解決できない色々な面を理解できました。
なにより、他の楽器奏者の気持ちがわかります。
こう叩いたら、ピアニストさんは嫌がるかな?
とか、
こう来てほしいんだろうな?
という具合に演奏中考えることが
出来るようになるのです。
複数楽器をするデメリット
私の知人でピアノバーを経営している人がいます。
その人はピアノも弾ければ、
ギターも弾ける、歌もベースも、
ポピュラー音楽に使われる楽器は
ある程度演奏できる人がいます。
そのお蔭で、お客がドラムだったら、
ピアノやギターを弾き、
ベースだったらドラムを叩いたり出来るのです。
どうやったらそんな事が出来るのか
尋ねたことがありましたが、
若いころバンドを結成した当時、
バンドメンバー全員が初心者だったそうです。
そこで、彼は全ての楽器を勉強し、
メンバーたちに教えたというのです。
そのおかげで、オールマイティーに
楽器が出来るようになったのです。
ただ残念なのが、
色々な楽器は出来るのですが、どれも中途半端なのです。
ある程度は上手いのだけど・・
といった感じなのです。
やはり、主となる楽器があり、
サブの楽器の組み合わせが一番だなと思います。
子供の音楽教育について
一方で、子供の音楽教育に関しては、
幼少の頃はピアノだけがベストです。
幼少の頃で一番大事になってくるのが
『耳』です。
音感教育は、子供が小さければ小さいほど、良いのです。
ドラムに限って言えば18歳くらい
から始めても十分プロになれます。
(その代り努力は必要ですよ)
十分にピアノで音感教育をやったあと、
そのままピアノがしたければピアノを続ければいいですし
他の楽器に興味が湧いたら他の楽器をすればいいです。
実際に某大手ドラムスクールでは、
ジュニアドラムは鍵盤の先生が担当します。
これは、鍵盤を使い音感教育を
織り交ぜながらドラムを行うためで、
リズムだけの世界にならなくて済みます。
もちろん、こういった先生たちは
ドラムは上手くありませんから、
将来的にはドラム専門の先生に
バトンタッチするときが来ます。
もう一つドラムの練習が役立つものがあります。
それは脳のトレーニングに
なるということです。
私の教室にはドクターの方が何人かいらっしゃいます。
そのドクターも患者さんに
ドラムやピアノを勧めているそうで、
そのアプローチのやり方を
教えてもらい勉強になったことがあります。
実際にドラムを始めると、
脳の血流が多く、脳が活性化されることはわかります。
年配の人達にとっても
ボケ防止には最適な楽器と言えるでしょう。
>>子供のドラムは何歳から? 早期教育がいい訳ではない理由!