我が子が習い事をする場合、楽器であれ
塾であれ、親は気になるものです。
後々、後悔しないようにしっかり
良い教室を選びたいものです。
このページではドラム教室を中心に
どんな教室が子供にとってよいのか述べています。
Contents
子供にとって私のドラム教室はどんな感じ?
私のドラム教室には、6歳から
十数年通い続けている子が数人います。
皆、楽しくニコニコとプレイして
ドラムを楽しんでいます。
これは私のレッスンが子供たちにとって
居心地の良い空間を意味しているのだと思います。
小さい子供たちは、時折
可愛らしいお手紙や折り紙などを送ってくれます。
中には不登校だった生徒がドラムで
自信を取り戻し学校に行けるようになった子もいます。
そうした子も今では立派な社会人して
実社会で働いています。
中には、私と同じドラムを生業にしたいと
言ってくれる生徒もいますし
実際にドラマーやレッスン・プロに
なりドラムで生計をたててる人もいます。
彼らとは今でも連絡し合い、
良きドラマー同志、時にはライバル関係になっています。
これは、先生冥利に尽きると言えます。
先生の考え方がその教室の色となる
私のレッスンは、子供メインではなく
ドラム上達に悩んでいる大人を対象にレッスンを行ってきました。
子供は苦手意識が強く、
レッスン自体を断っていたのです。
ドラムの楽しさを知っている大人は
ある程度、耐えていけるものを持っています。
これは、経験値があり物事を理解しやすいからです。
しかし、何もわからない子供に
同様なことを行えば挫折してしまいます。
経験のある人もいるかもしれませんが、
昔のピアノの先生はとても厳しいイメージが
ありませんでしたか?
もちろん優しい先生はいましたが、
一般的に怖い先生が多かったような印象です。
それは、ピアノの技術習得には、
長い年月がかかり、
才能ある子供を開花させるためには、
厳しい指導が必要だったと思うのです。
その指導に耐えた生徒は、
また次の世代に同じように指導します。
私もピアノではないですが、
厳しい指導をされ、その対象が嫌いになった経験が有ります。
子供にとって本当に必要なもとは?
私はこの厳しい指導もありと思うのですが、
私の価値観はまず『夢中にさせる』ということです。
いったん、何かに夢中になった子供は、
何も言わずに進んで練習をやってくるようになります。
これは、子供によって違うのですが、
最初から夢中になる子もいれば
しばらく時間がかかる子供います。
もちろん、そのまま辞める子もいます。
これは挫折というより
興味が湧かなかったと言えるでしょう。
私が思う子供のためのドラム教室は
この『夢中にさせる』ことが出来るか出来ないか?
と考えています。
技術習得や合格率だけで教室を選ぶと
おそらく駄目になる確率が高くなると思います。
もし、あなたが親で、子供を
ドラム教室に通わせたいと思うのでしたら
その先生の雰囲気や教室の雰囲気を
良く観察することです。
通っている生徒の表情などから
自ずとわかるものです。
仮に、どんなに才能があっても、
子供時代に『嫌だ』と思った感情は
残念ながら大人になっても
消えることは無いでしょう。
運が悪かったと思うしかありません。
段階を踏んで教育する事が大事
ドラムに限らず何かにハマってきたら、
今度は厳しさを教えてやる番です。
何かが欲しかったら、努力が必要
ということを伝えるのです。
私たち指導者の立場からすると、
努力の意味を知った生徒は『楽』なのです。
湯水のように技術を習得し成長する姿は
趣味のような気持ちになります。
仕事でも同じで、ただ単純に
厳しさだけの上司、部下という関係は破綻します。
たしかに仕事は厳しさが必要なのですが
その為にはやはり『好きにさせる事』なのです。
人を育てるということは、
正にこれだと考えます。
親御さんの気持ちになって考えれば、
『わが子の成長』として捉えるので
素晴らしい教室に通わせたくなる気持ちも
わかります。
そうしたことを踏まえて、子供時代に
必要なものとは『好奇心をくすぐる』ということになります。
あなたの子供が、素晴らしい『師』と出会えることを祈っています。
>>子供のドラムは何歳から? 早期教育がいい訳ではない理由!