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ドラムの演奏と練習は両輪の輪。どちらが欠けても進みません。

私はドラムに限らず楽器は、
演奏と練習があって初めて
向上すると思っています。

丁度、
車やバイクの車輪のような
イメージで
どちらが大きくても小さくても
前に進まないと思っています。

どうしてこうした思いを
持っているのか、
このページでは述べてみたいと思います。

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Contents

演奏には『怖さ』というものが隠れている

私の教室には、
長年レッスンに通っているのに
全くセッションやライブ活動を
しない人がいます。

それも1年とか2年とかのレベルではありません。

10年ほど自宅とレッスンだけ
でドラムを叩くという人です。

こうした人達の心理は、
一言で言えば『恐怖』です。

『間違ったらどうしよう? 』、
『色々と言われるんじゃないだろうか? 』

こうしたことが気になり、
大海原に出て行くことが出来ない層です。

どの人も上達したいという思いは
あるのですが、
一歩前に進むことができません。

『もっと上手くなってから』、
『来年は必ず!』と
先に先にと引き伸ばして行きます。

そして、
いつの間にか年月が経過し、
気が付いたら・・・と言う具合です。

こうしたタイプの人は
非常に多く、
もったいなと思います。

楽器は個人練習だけでは
どうしても伸びない部分があります。

それは、緊張具合や個人練習の環境と
違うものにどう対応できるかなど
様々な要素があるのです。

個人練習はもちろん大事ですが、
実践が全くゼロで、
練習は1日4,5時間やっていても
残念ながら、
いざ人前で演奏しても、
顔から火が出るように思え、
失敗します。

管理人川端の体験談

何を隠そう、
私も人前に出て行く勇気がなく、
自宅やスタジオの個人練習に
明け暮れていた時期がありました。

自分で計画し、
練習に練習を重ねるのですが、
本番では体が硬直し
思うように動かないのです。

『こんなに練習しているのに』

とやがてお呼びがかかっても
逃げるようになります。

一度、この癖が付いてしまうと、
なかなか人前に行くことが出来なくなります。

私は、意を決して
毎週ジャムセッションに参加すると決め、
通うことにしました。

毎回、知らない曲のオンパレードです。

セッションが終わるたびに
ピアニストやベーシストに
曲の説明をしてもらい、
自分の録音を聞きます。

そうしているうちに、
次第に緊張が取れていき、
演奏できる曲も増えて行きます。

私が思うにこれは

『慣れ』

も大きいのです。

今だ、にはじめての場所や曲をする場合、
緊張しますが、
昔に抱いていたそれとは違います。

この経験から、
個人練習で得られる技術は、
演奏という環境の変化で、
初めて体の中に刻み込まれるということが分かりました。

こうした経験から私は、
生徒にも演奏活動の重要性を伝えています。

演奏技術が少し劣っていたとしても、
練習と本番を繰り返す人は
例外なく上達して行きます。

練習嫌いも伸びないですよ

上記は、練習はするが、
本番に抵抗ある人について書きましたが、
これとは逆に本番はやりたがるのに、
自宅で練習しない人がいます。

ちょうど、
カラオケは大好きで歌いたがる人です。

こうした人も全く技術の向上は期待できません。

なぜならば毎回同じことしか
出来ないからです。

引き出しが同じでは、
いくら場数を分でも同じだからです。

こういった人は、
周りからも嫌われていきますから、
最後には一緒にやりたいという人も
いなくなるでしょう。

以上のことから、
演奏と練習は両輪の関係ということは
理解できたと思います。

今ステージで
自由に演奏しているように
見える人も同じような課程を
通ってきたということを
忘れないでください。

どうか、皆さんも、
バランスよく練習と演奏を
組み合わせて、
素敵なドラムライフを過してください。

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