白地に特徴的なメイクを施し
世界中で人気を博したバンド。
『KISS キッス』
おそらく皆さんも一度はアルバムを
手にしたことがあるのではないでしょうか?
70年代に生まれたこのバンドは
今でも多くの人の心を掴んでいます。
何を隠そうこの私もかなり大好きで
映画に出てきそうな格好に惹かれた一人です。
高校や大学の文化祭で演奏したり
青春の1ページといった感じです。
このページでは、KISSのオリジナルドラマー
『ピーター・クリス』
にスポットを当てて彼の歴史や私的な
思いを綴っていきたいと思います。
Contents
ピーター・クリス
本名:ピーター・クリスコーラ
1945年12月20日 ニューヨーク州ブルックリン生まれ
ロックが大好きな彼は物心ついた頃
から様々な楽器を始めていたそうです。
ギター、ピアノなどメロディー楽器を
習得し、作曲なども行っていました。
こうしたマルチの才能を発揮し地元
では様々なバンドを経験します。
しかし、元々気性が荒かったのか
バンドを上手く続けることが出来なかったようです。
KISSメンバーとの出会い
バンドが上手く行かない代わりに
作曲に力を入れていたピーター・クリスですが
その後、『ローリング・ストーン誌』
にてバンド募集の公告を出し、
ジーン・シモンズとポール・スタンレー
からオファーを受けることになります。
こうして、KISSの原型のトリオが生まれたのです。
その後、もう一人のギタリスト、
エース・フレーリーを迎えることになります。
ところでKISSのあのメイクは
歌舞伎独特の化粧法
『くまどり』
に影響を受けています。
メンバーそれぞれ、
ジーン=悪魔
ポール=究極のロックスター
エース=宇宙人
ピーター=猫
という訳の分からないイメージで
始めたということです。
ピーター・クリスのドラミングから考えてみる
元々KISSの楽曲自体が難しいものがなく
シンプルなリズムが多いのですが、
こうした楽曲に合うのが
『重い』『軽い』
という判断になると思います。
KISSには複数のドラマーがいますが
同じバンドのドラマーを比較する場合
テクニックで判断することは難しくなります。
なぜならば、曲で使われている
パターンが同じ場合、判断が付かないからです。
仮に凄腕のドラマーが手数で来ても
楽曲自体に合わず、これもまた駄目なのです。
唯一、違いが出せるのが
『重いのか』、『軽いのか』ということです。
KISSのドラマーの中でピーターの
ドラムが一番重く感じ、ロックドラムといった感じを受けます。
逆にポップスなどにピーターのドラムが
合わさると駄目になるだろうなぁと思うのです。
この記事のために久しぶりに
『デトロイト・ロック・シティ』
を聴きましたが、テクニックなど
どうでもいいなと思ってしまいます。
純粋のかっこいいですね♪
アルバムと再結成を聞き比べると
面白いですよ!
こちらアルバム
こちらは98年の再結成ライブ♪
ピーター・クリスのドラムスタイル
オーソドックスなマッチドグリップで
プレイするスタイルです。
典型的なパワー重視のストロークで
ロックといった感じですね。
セッティングは70年代は相当派手な
ドラムセットでした。
基本は22インチのバスドラムに
複数のメロタムやシンバル群で構成されています。
しかし、再結成されてからは数が減り
ノーマルに近くなった感じです。
ピーターのドラミングは重いと
述べましたが、タムのサイズも関係しています。
昔は深胴のタムを多用しており、
これが重さの要因の一つとなっているようです。
ライブでは立ち上がるパフォーマンスも
多く、椅子の高さはかなり低くなっています。
こちらも古いソロと新しいソロ
を見比べると違いが分かり面白いですよ!
76年のドラムソロ
98年のドラムソロ
まぁ、とにかくテクニックではないな
という感じですね。
KISSは、KISSです!