教則本は色々な出版社から発売されて
内容も様々です。
ある人にとっては最高でも
別の人には効果がないものがあります。
このページでは過去私が実際に手にし
た本を記載しています。
自分自信や生徒のレベルアップに
効果があったものです。
あなたの目的に応じて参考にして下さい!
Contents
初心者用ドラム教本はこれ!
DVD&CDでよくわかる! はじめてのドラム (DVD、CD付き)
『はじめてのドラム』のタイトル通り
非常にわかりやすく説明しています。
写真や解説など、全く音楽用語などが
分からない人でも
順を追って練習すればわかるようになります。
私のドラム教室でも生徒によっては
この本からスタートする場合があります。
ただし、この本は独学でも進むことは
可能ですが、
やはりフォームなどチェックは
第三者の目が必要になります。
ですので独学よりは、きちんとした
指導者の元でこのテキストをこなしていくといいと思います。
収録されている曲の中に
『X JAPANの紅』
がありますが、初心者はまずもって
無理ということを断言します。
この本をやったからと言って、
出来るようになるとは期待しないでください。
これからはじめる!!ドラム入門 これだけは知っておきたいすべてが見て叩ける
こちらも超初心者向きの楽譜になります。
全くの初心者用の教則本です。
DVDで確認できる点は
独学でもどんどん進むことが出来ます。
ドラムの楽しさを覚えるには
最適な教則本の1つと言えるでしょう。
また、この本は練習パッドを中心とした
作りになっており
本物のドラムを持っていない人でも
練習が進むように出来ています。
人によっては、この部分が不満になる
かもしれませんが
日本の住宅事情を考えると良い作りと言えます。
上記の『DVD&CDでよくわかる!
はじめてのドラム』同様
独学で進むことが出来ますが、
やはりキチンと指導を受けた方が良いでしょう。
今日からはじめる電子ドラム
この本のコンセプトは変わっていて
初めから電子ドラムを購入したユーザーを対象に書かれています。
通常の教則本は本物のドラムが対象で
細かい音符ばかりタイプの本ばかりです。
初心者の中には、一生涯電子ドラムしか
知らないという人もおり
この本はそういったユーザー層には最適でしょう。
電子ドラムの仕組みやセッティングなど
それぞれ楽しみながら練習が出来ます。
その他、呼吸方法や歌い方といった
玄人好みの内容も含まれていることから
著者の意図は楽しんでもらいながら
基礎段階も伝えるということが分かる内容です。
オールマイティにドラミングを学びたい人はこれ!
即・実践で使えるドラム・トレーニング
オールマイティに様々なリズムを
学びたいと考えているなら
リットーミュージックから発売されている
『即・実践で使えるドラム・トレーニング』
がおすすめです。
この本はスティックコントロールから
始まり手足のコンビネーション、
ツーバス、ジャズ、ラテンなど
ドラムが入っているジャンルの殆どを
カバーしています。
初心者、中級者、上級者全て対応しています。
難易度は高く、この本をベースに
基礎力をつけプロの現場に入った人も数多くいます。
私もその一人でこの教則本から
多大なる恩恵を受けています。
マスターするためには、
1,2年では到底難しく10年は覚悟が必要です。
自分のドラミングを上達させたい!
プロになりたい!
と考えているドラマーは
必須のバイブルとなるでしょう!
ドラム・パターン大事典326 全フレーズ映像対応!
ドラムを演奏するためには
ある程度の量が必要です。
初心者からの伸び悩みの一つに
リズムパターンの少なさが挙げられます。
たしかに一つのリズムパターンを
極めようと思うならば、それ相応の時間がかかります。
しかし、そこだけにこだわっていても
あまりドラムは上達しません。
そこで、システマチックにあらゆる
ジャンルのリズムを習得するときに役立つのがこの本です。
『大辞典』とタイトルにありますが
326ものフレーズを含んでいます。
辞書代わりに調べるということでも
良いですし、頭からマスターしていくのもありです。
持っていても
損はしない教則本の一つですよ!
(初心者、中級者、上級者全て対応)
フットワークに特化した教則本はこれ!
まるごと1冊! ドラム・フットワーク 効果絶大! 脚×足 集中トレーニング
足だけに特化した数少ない教則本です。
ドラムの上手い下手を決めるのは
ハンドテクニックです。
しかし優れたハンドテクニックを
披露するためにも、丈夫な足腰は
ドラマーにとっては欠かせません。
ドラムのテクニックだけではなく、
スポーツに根差した考え方や、
ストレッチなども紹介しています。
足で爆音を奏でたい人に
おすすめの教則本ですよ!
譜面が読めない人に最適な教則本はこれ!
ドラムはリズムパターンを覚えれば
割と楽にバンドに参加できます。
メロディやリズムが分からなくても
形になってしまうということもあります。
そのため読譜ということが
苦手になってしまう人も多いのです。
本来は、ドラムのプレイと並行して、
ピアノなどのメロディー楽器を習うと効果的です。
しかし、ドラムのトレーニングだけで
精一杯という人も少なくありません。
そういった方は最低でもリズムだけは
解読できるようにしてください。
シンコペーション
この本は最初から順を追って
進めていくと次第にリズムが読めるようになります。
また応用もしやすくロック、ジャズ、
ラテンと現存する音楽に対応が出来ます。
私の教室でも基礎が終了した生徒には
自主的に購入してもらい
自らのアイデアで練習課題を作ってもらっています。
ハンド・テクニックを高めたい人はこれ!
ドラマーの上手い下手を決めるのは、
ハンドテクニックです。
スティック・コントロールの教則本は、
かなりの数がありますが
ここでは昔からある定番の教則本を
ご紹介致します。
オール・アメリカン・ドラマー
一通りルーディメンツを学んだあと
この本の150余りの課題曲をこなすと
ほぼほぼマーチングの基礎は完成します。
上級者向きの教材です。
やり遂げられる人はあまりいませんが
もし出来たら、最高の基礎力が付きます!!
その他『NARD』と言われる
同種類の教則本もありますが
『オール・アメリカン・ドラマー』が
終わってから購入してください。
4ウェイ・コーディネーションを高めたい人はこれ!
ドラムは四肢を分解して
演奏する楽器です。
四肢の分解をトレーニングする
教則本は少ないのが現実です。
海外の教則本など
あることはあるのですが
マスターしなければいけない数が
膨大で、ほとんど完成せずに終わるでしょう。
そんな中で、日本国内の教則本に
ずば抜けて良い教則本があります。
それが、
『即・実践で使える
ドラム・トレーニング』(著者:坂田稔)です。
この本に連載されている16分と3連符の
4ウェイ・コーディネーションをマスターすると
信じられないくらいドラムを
コントロールすることが出来るようになります。
スピードの指定もしてあり、
かなりの根気が必要ですが
是非チャレンジしてください。
私もかなりの恩恵を頂きました。
4ビートジャズをマスターしたい人はこれ!
ジャズの教則本も
かなりの数が出ています。
基礎段階では、上記の
『即・実践で使える
ドラム・トレーニング』
(著者:坂田稔)
の4ビートジャズの部分を
マスターしたあと、
『はじめてのジャズ・ドラム』
(著者:坂田稔)に進むと効果的です。
いずれも中級者から上級者といった
ところでしょう。
その後深く追求するために
『アート・オブ・バップ・ドラミング』
(著者・ジョン・ライリー)
を1冊マスターすることをオススメします。
ジョン・ライリーの教本は
その他にも数冊出ています。
DVDと合わせて購入することを
オススメします。(上級者向きです。)
ジャズは、ルーディメンツ、
4ウェイなど一通り出来るようになった後
耳コピーと実践の繰り返しです。
早く教則本から脱却することを
目指してください。
ブラシ教則本の定番はこれ!
4ビートジャズのブラシは、
ジャズメンにとっては欠かすことが出来ません。
しかし、その教則本は極端に少なく
実際の演奏を見るしかありませんでした。
昨今はインターネットの発達で、
映像を学ぶことが出来ますが
その前に、教則本でしっかり体系を
学んだあと映像で確認すると一層効果があります。
そこで、オススメするのが
『ザ・サウンド・オブ・ブラッシズ』
(著者:エド・シグペン)です。
エド・シグペンは
オスカー・ピーターソンのドラマーです。
そのサウンドは、まさにブラシの神様です。
付属の音源を確認しながら、
テキストを繰り返す度に理解が膨らみます。
こちらは中級者、上級者向きです。
是非トライして下さい。
と、私の主観で
教則本をご紹介してきましたが
教則本はあくまでもヒントである
ということを忘れないで下さい。
そのヒントをどんどん膨らませてくださいね。