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4分音符をドラムで叩く場合。今更聞けない基本のポイント

ドラム 初心者

このページでは音楽の基礎となる
『4分音符』に関して様々な見解を述べています。

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Contents

多くの人が認識が足りない現実

私のドラムレッスンに来る人の多くに、

『基礎からやり直したい』

と言われて門を叩く人がいます。

彼らはドラム歴2,3年というレベルで
基本的なリズムやバンド経験はあり、

趣味として楽しむことが出来ると言った人です。

しかし、我流でやってきたため
『基準』というものを知らない人達です。

具合的にはどういったことを始めたいですか?と訪ねてみると、

『上手くなりたい』とか

『ジャズやラテンが叩きたい』

といった返事が多く、抽象的な返事しか返ってきません。

では、とりあえず4分音符から
始めましょうと答えると、

決まってどの生徒も訝しげな顔をするのです。

彼らの心の内はわかりやすく、

『今更4分音符なんて』

という気持ちが直ぐにわかるのです。

変哲のない4分音符が書かれたプリントを手渡し、


テンポ120位から徐々に上げていくのですが

テンポ250あたりから崩れるようになります。

これは、2つの問題から起こります。

・生徒の脚力の問題

・どの部分を踏み込めばいいか、わからない

という課題から起こります。

私の教室では全くの初心者であっても
テンポ300までは行きましょうと指導します。

もちろん今日教えて来週出来ると言った初心者はいません。

しかし、どこまでやらねばいけないか
という最初の目標設定が非常に大事になってきます。

4分音符は全ての基礎になるもの

通常のドラムスクールの例題はテンポ
70~120位で、『はい、合格』といった感じで指導します。

言わば、この4分音符をスルーするような進み方をします。

しかし、それは大きな間違いで、
この4分音符でどれだけ踏ん張り

右足と両手にスピードアップが
出来るかが今後のドラミングの鍵になるのです。

いわば運動でいうところの
ランニングの様な役目をするのです。

この重要性に気づくのは、
実は上級者になってからで、

何年間かドラムを試行錯誤に経験し、
ようやく辿りつく『気付き』なのです。

私は幸い師匠の言うことを繰り返し、
この4分音符も120程度からスタートし

最初の1か月はほぼ毎日2時間4分音符
しかやったことがありませんでした。

そのお蔭で、後々の脚力の上達は
スムーズで最初から行き着くゴールの速さを知ることができました。

その後の課題も何一つ恐れることなく
進むことが出来るようになりました。

私達、ドラム指導者の役目は、出来るだけ遠回りをせず、

効率的に上達するメソッドを提供する
ことが仕事ですので、

初学者から上級者まで幅広く使える
『基礎練習』を提示しなければなりません。

それは誰にとっても平等で練習を積めば
等しく同じ力が付くものでなければなりません。

具体的な練習方法

メトロノームを使い、この4分音符
を右から交互にバスドラムと同時に叩いていくだけです。

初学者の方は少し遅めのテンポを
長く続ける練習をしてください。

最初は少し退屈と思いますが、ドラムが
楽しくなるための準備段階と思って下さい。

その後、感覚が掴めたらテンポ120から
テンポ10ずつ上げていきます。

240を越えるあたりまでは、
約3分間継続するようにしてください。

240を越えるあたりから
多くの人がぐらついていますので、

ぐらつき始めたら一旦そこで止まります。

仮に250が出来ないとしたら、
一つ目の240をもう一度3分間トライします。

このように自分の出来るテンポから
徐々にスタートしていき、

限界まで挑戦する方法を約1月やってみてください。

初学者やテンポ300が越えられない人は特に有効で、

最初の1か月はこの練習だけで十分です。

これだけでトータルで45分から60分
出来るメニューになりますから、

初心者にとっては少し大変ですが、
避けては通れない大事な基礎練習です。

是非頑張って下さい。

【練習の方法】
テンポ120 3分間
テンポ130 3分間



テンポ230 3分間
テンポ240 3分間
テンポ250 3分間
↑出来ない
(一つ前の240をもう一回繰り返す。)

ここでは私が実際叩いている動画を
乗せておきますので是非参考にしてください。

大きくテンポを大・中・小と分け、
300、210、120で叩いています。

スピードによって動く部位が
変わってきますので、その辺もよく見てください。

テンポ120

テンポ210

テンポ300

ハイレベルを目指す人へ

テンポ300がすでに超えている人は、
是非400に挑戦して下さい。

400が叩ける脚力がある人ですと、
プロとしては十二分に基礎力が
備わっていると判断しても大丈夫です。

また、4分音符ばかりにこだわって
他のトレーニングが疎かにならないようにしてください。

楽器は複数トレーニングをすることで
相対的に上手くなっていくからです。

私のトレーニングメニューは、ほとんど
このような退屈なメニューになっています。

しかし、その重要性はハイレベルを
目指すには欠かすことの出来ないものです。

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