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重いスティックの練習は効果があるのか?【実体験からの考察】

重い スティック 練習

スポーツの世界では身体的に負荷を
加えることでパワーアップを図ります。

スピードアップに使う
『パワーリスト』『パワーアンクル』

アニメの世界では、巨人の星の
『大リーグ養成ギブス』(古)
ドラゴンボールの重力アップの訓練etc…

重さや負荷はスポーツの世界では
パワー、スピードとも効果があるようですが

ドラムの世界ではどうでしょうか?

実際過去私が行ったことやレッスン生を
通じて感じたことを書いてみたいと思います。

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Contents

筋力アップとコントロール力は別物

重い スティック 練習

重いスティックを使えば負荷がかかり
従来のスティックさばきは、上達するはず!

一見、まともな理屈に思えますが、
果たしてその効果は思い通りになるのでしょうか?

たしかに重いスティックを使い、
従来のスティックに戻ると軽く感じるしょう。

しかし、イン・テンポでプレイすると
直ぐに違和感を覚えるようになります。

重いスティックで練習していると
筋肉はその重さに対して慣れていくからです。

ですので従来のスティックに戻った場合
全く別物の感覚になってしまうという訳です。

目的を明確にすることが大事です

重い スティック 練習

プレイヤーの目的は『演奏』ですから
本番に成功することが何より大事です。

したがって、本番と同じような環境で
練習することが必要になってきます。

ですから、演奏を目的とした場合は
通常のスティックで練習することが本筋です。

しかし、重いスティックを否定するわけ
ではありません。

私の場合、脚力をつけようと
ペダルのスプリング外し練習をよくします。

この状態は、スネの筋力アップを目的に
しています。

実際の演奏で、スプリングを外すことは
あり得ないですからね。

重いスティックを使って練習する場合
どういった目的で使うのかを明確にする必要があります。

例えば、クロススティッキングのため
腕全体のパワーを上げたい。

リバウンドの感覚を掴むため
より弾む感じが欲しいから重いスティックを使う

などのように用途に分けて練習することだと思います。

絶対やってはいけないこと

重い スティック 練習

以前、高校で吹奏楽の生徒に教える機会がありました。

顧問は打楽器が専門ではなかったため
私は臨時で助っ人という立場です。

ドラムや他のパーカッションの子が
使っているスティックは、極太のスティックだったのです。

練習はその重いスティックを使用し、
本番では全く違うスティックを使うということでした。

昔からの慣例で、そのように
指導しているようでした。

私は本当に驚きました。

本番だけ違うスティックを使うことは
今まで慣れてきた筋肉運動を変えることになります。

テンポも変りますしアクセントも別物です。

他のサックスやトランペットにしたら
本番だけマウスピースを変えるようなものです。

本来の力を出せるはずがありません。

このように本番だけ変えるということは
絶対にやってはいけないことです。

サウンド的に重い、軽い、スピードは別の要素が関係します

私の経験からサウンドが重い、軽いと
いうのは、部分的な筋力の問題ではないと思います。

私的には『体重』だと考えています。

私自身、ブクブク太っていたときは
大きな音は出せますが、キレも瞬発力もないドラミングでした。

しかし、有酸素や筋トレで体調を管理し
規則正しい生活を心がけてからは

スピード、パワー全てにおいて充実した
経験があります。

こうした経験から、ドラムの練習は
普段通りにスピードアップと正確さに重点を置き

運動、睡眠、食事などに気を遣った方が
遙かに効果があると断言出来ます。

以上のことから、重いスティックは
それほど重要ではないと結論づけたいと思います。

是非、皆さんも規則正しい生活を送り
ドラムライフを楽しんで下さいね♪

>>ドラムは痩せるのか? ビートドラムダイエットとは?

>>ストレッチはドラムをプレイする必須条件です。

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