音楽には色々な様式があります。
クラシック、ロック、
ポップス、ジャズ、演歌・・・
ジャンルの区切りを考えるなら、
世界中どれだけの種類の
音楽があるのだろうと
考えてしまいますね。
一つのジャンルの中にも
様々なリズムや
ハーモニーの理論が
存在しています。
初めてドラムを
スタートさせた人は、
ほとんどの人が8ビートから
スタートすると思います。
それは、今の日本では、
ポップスで使われるリズムが
ほとんどが8ビートで作られ、
親しみがあり、
やりやすいからです。
それゆえ、
8ビートだけは
長く演奏する機会があるため、
8ビートしか叩けない人も
世の中ゴマンといます。
これはこれで楽しい
ですからいいと思いますが、
私は非常にもったいないなぁと
いつも感じています。
しかし、
人それぞれの考え方があるものです。
憧れのドラムが
近くにあればいい。
8ビートだけたたければ
満足という人は
そのままでもよいと思います。
しかし、
それ以外の
『あらゆるリズムが知りたい』
という層(私も含む)は
物足りなさを感じるでしょう。
ドラムが入っている楽曲を
考えた場合、
大きくロック系、ジャズ系、
ラテン系に分類されます。
これに異を唱える人も
いることは重々承知ですが、
甘めに見ていただきたいと
思います。
その中でも
リズムだけを考えるならば、
偶数系と奇数系に分けられます。
偶数系の中には、
演歌、ロック、ポップス、
奇数系にはジャズ、ロック(シャッフル)等です。
この場合も大きく、
甘めに見てくださいね。
クラシックは、
この中に入る曲もあれば
ないのもあるということで、
基本的にこの括りから除外します。
ですので、
ドラマーとしてリズムを
考えた場合、
奇数系のリズムをやるか
偶数系のリズムを習得するかで
随分と変わってくるのです。
ある人は身体のノリが偶数系で、
奇数系は不得意といった具合に、
それまで習得したリズムによって
得意、不得意が変わってきます。
私の意見として、
リズムからのアプローチ、
いわゆる8ビート、16ビート
というリズムの習得の方法より、
ポップスで使われるリズム、
R&Bで使われるリズムというような
ジャンルからリズムを
覚えるやり方で
修得していった方が
効率的にいいのではないかと考えています。
そういったアプローチを
主としている教則本やDVDは
本当に数が少なく、
多くが
『ロックドラム入門』や
『ジャズドラム』
といった特定のジャンルの本などが
多いのです。
もちろん、
こういった教材は
持っておくべきで、
勉強しなければなりません。
しかし、
あらゆるジャンルを
効率的に学ぶには、
体系だったメッソドが必要です。
そこで、そんな数少ない教本の中で、
私がオススメする本があります。
ヤマハから発売していた
『リズムスタイルブック』
という本です。
残念ながら今は
廃版となっている本ですが、
内容は素晴らしく、
ファンク、R&B、ロック、
フュージョン、ラテン、ジャズと
代表的なスタイルの練習が
可能になります。
内容は、リードシートが与えられ、
それを見ながら
マイナスワンで
練習していくというものです。
この本は、
ドラムとベースに
特化して作られていますので、
リズム隊が知るべき
リズムや考え方など、
全て網羅しています。
私もかなり繰り返して
練習しました。
もし中古などで見つけた場合は、
持っていて損はないので、
購入することをオススメ致します。
楽器の習得には、
きちんとした基礎が必要です。
基礎が確立したら、
荒稽古と同じで、
どんどん演奏する必要があります。
完全コピーにこだわって、
1年で1曲などのペースでやっても
上手くなるわけがないのです。
(クラシックは除く)
私たちドラマーは
じっくりやる練習と、
パッパッとこなす練習を
交互にバランスよく
やる必要があります。
そういった面でも
このような本は持っておくべきでしょう。
管理人川端のまとめ
・ジャンルの区切りを考えるなら、世界中どれだけの種類の音楽があるのだろうと考えてしまう。
・一つのジャンルの中にも様々なリズムやハーモニーの理論が存在している。
・初めてドラムをスタートさせた人は、ほとんどの人が8ビートからスタートする。それは、今の日本では、ポップスで使われるリズムがほとんどが8ビートで作られ、親しみがあり、やりやすいから。
・『あらゆるリズムが知りたい』という層(私も含む)は物足りなさを感じる。
・ドラムが入っている楽曲を考えた場合、大きくロック系、ジャズ系、ラテン系に分類される。
・リズムだけを考えると、偶数系と奇数系に分けられる。
・8ビート、16ビートというリズムの習得の方法より、ポップスで使われるリズム、R&Bで使われるリズムというようなジャンルからリズムを覚えるやり方で修得していった方が効率的にいいのではないかと考えている。
・ヤマハから発売していた『リズムスタイルブック』という本は、ジャンルからリズムが学べる。
・完全コピーにこだわって、1年で1曲などのペースでやっても上手くなるわけがない。