音楽の仕事をしたいと考え、
その仕事の一つとして
『音楽講師』
を選択した場合、
企業に所属する方法と
完全に個人事業として起業する2つが
考えられます。
企業に所属する場合は、
その会社の採用プロセスに則り
行われますので、
自分でやる必要はありません。
しかし、
個人で事業として行う場合には
いくつかのプロセスが必要になります。
このページでは、
音楽講師として起業する場合の
プロセスを解説していきたいと思います。
Contents
最初は専業ではやっていけない
音楽講師を選択する場合、
専業で行うか、副業で行うかの2つが
考えられます。
専業でも副業でも最初から
生徒の数を賄えるということは
不可能で、どちらもゼロベースからの
始まりになります。
生徒の数が集まるまでは、
どちらとも兼業という形になります。
資金を潤沢に持っている方であれば、
生徒募集の活動も出来ると思いますので、
比較的早く集客が可能です。
専業で始めた多くの人が
生徒募集が上手くいかず、
途中で諦めてしまうことがあります。
そこで再び他に就職するという
選択を取る人がいます。
ですから、
初めから専業という形を採らず、
トレーニング時間の確保と
食べていけるだけの収入の確保を先に行い、
副業として音楽講師活動を
開始することをオススメします。
音楽講師の経費。どんあものが必要?
専業、副業ともに
経費の部分では同じです。
先ず大まかに分けて考えてみます。
・レッスン場所
・機材
・教材
・宣伝
レッスン場所。自宅かスタジオか
ピアノ、ギターなどの楽器は、
比較的自宅で行えるため、
住宅のローンなどがない場合は
固定費として必要ありません。
しかし、
ドラムなどの場合は
到底無理ですので、
ンタルスタジオなどを借りる必要があります。
スタジオの相場として、
個人練習で500円~1000円程ですので、
講師と生徒二人で1000~2000円必要となります。
レッスンを円滑に行うための機材群
機材はメインとなる楽器の購入は絶対です。
ピアノなどは1台で
生徒中心に使用できますが、
ギターなどは講師用と体験レッスン用など
複数持っておくと便利です。
ドラムの場合は、
自宅では電子ドラムを代用して
教えている人もいます。
メインとなる楽器以外では、
メトロノーム、レコーダー、
それとパソコンは必須です。
インターネットにはYoutubeをはじめ、
無料で使えるコンテンツが豊富ですから、
レッスンルームにインターネットの
使える環境は是非とも欲しいものです。
教材は、種類が多ければ多いほど良い!
教材もありとあらゆるレベルに
対応できるように取り揃えておくといいです。
私の場合、
メインとなる教材は初心者用と
上級者用に分けています。
その他の教則本やDVDも発売されたら
すぐ買うようにし、
必要に応じて生徒に配布しています。
宣伝用のチラシやポスター
チラシ配布やポスターなどは
一見地味に見えますが、
やはり効果があります。
よほど有名なプレイヤーでもない限り、
自然と生徒が集まることは少なく、
駆け出しの人はやった方がいいでしょう。
十分な演奏活動を行ている人は、
ライブの度にお客さんなどに教えておくと、
口コミなどで広がっていきます。
また一人の生徒を真剣に教えると、
その評判は広がっていきますから、
宣伝効果も高くなります。
プレイヤー気質が強く、
こういった営業的なものが嫌いな
ミュージシャンがいますが、
そういった人はなかなか仕事に
繋がって行きません。
やはり営業は必要です。
ホームページは教室の顔!絶対必要です!
自分の教室が出来たら、
それと同時にホームページの作成は必須です。
一番手頃なのはアメーバ・ブログを
活用することです。
アメブロは商業利用できるブログで、
多くのお店が開いています。
しかし、ただ単純にアメブロを作っても
集客はできません。
ここからはウェブの戦略が
必要になってきます。
このあたりは、
また別の機会にお話しします。
レッスン料金も色々あります。
レッスン料金は2種類あり、
それぞれを使い分けることがいいでしょう。
・月謝制
・単発型
・オンライン型
月謝制
月謝制の場合、
毎週何曜日の何時という感じで、
固定の枠を抑える方法です。
この方法は生徒をシステマチックに
教えることが出来ますから、
講師にとっても生徒にとっても
利益が出る方法です。
塾経営はこのタイプの運営ですね。
単発型
例えば、ある一定のテクニックに
特化してグループレッスンをおこなったり、
集中して数時間レッスンを行う場合などが
これです。
通常の月謝型に比べて、
単価が高く設定できますので、
年に数回は実施するといいですね。
オンライン型
今主流になりつつある方法ですが、
インターネット上に動画やコンテンツを
作っておき、
生徒が自由に見たいときに
レッスンが出来るというものです。
これは毎月のレッスン代としてもいいですし、
単発型でもいいと思います。
上記は全て、銀行引き落としか、
クレジットにしておき、
入金後レッスンを行うということがセオリーです。