ドラムで本格的に
プロフェッショナルを目指す場合、
多くの人が
どのように生計を立てるのだろうと
思っているようです。
音楽や芸術の世界では、
何か掴み所がなく、
ぼんやりとファジーの世界に
包まれている、
そんな感覚があるのではないでしょう?
このページでは、
ドラムの仕事をどのように
獲得していくかをまとめています。
Contents
芸能には色々な業務形態がある
芸能人の人達
これらの人達は『事務所』と言われる
プロダクションの世界に身を置きます。
自らが商品としての価値を提供して
ギャランティを頂きます。
中にはフリーランスで
組織から仕事を募集され、
月給制で毎月給与をもらう人様々です。
音楽の場合
特にバンドの場合、
こうしたプロダクションに入るためには、
オーディションで合格することか、
音楽以外の製作や裏方で入社し、
自分たちが商品価値あると
認められるまで下積みを送ります。
こうした人たちは、
いわゆる組織人としての
仕事をやっていくことになります。
ミュージシャンの世界は、
こうした組織に所属するタイプの人と、
フリーでやっていく人達に分かれます。
ではフリーになる人は
どうしたらなれるのでしょうか?
音楽や芸術の世界は、
音楽大学や芸術大学を卒業する必要もありません。
いわゆる資格というものが
要りません。
完全個人事業主として
仕事の募集を探すことになります。
ではこのスタイルの人たちは
どうやって仕事になっているのかというと、
それは
『口コミ』
になります。
もちろん、
口コミになるためには
実力が無ければなりませんから、
最低限の技術は必要となります。
口コミが多くなると、
1件の演奏当たり幾らという感じで、
個人対プロモーターとの交渉になり
ギャラが決定されます。
バンド単位ですと、
バンドのリーダー格の人が最初に契約し、
それをメンバーで分けるという形です。
また音楽の専門学校の講師や
大手楽器会社の講師という選択は、
その所属する組織に社員として所属するのか
フリーの講師として所属するのかで
収入も仕事内容も変わってきます。
社員の場合は演奏や教える以外の
マネジメントの仕事をしなければいけません。
その分社会保障などは付いてきます。
フリーの場合は完全歩合制で、
1レッスン幾らという世界です。
またフリーで仕事の募集を
とっているミュージシャンは、
演奏や教えることを
自分の事業としていますので、
自分名義で法人化している人もいます。
私もそのうちの一人で、
フリーで契約していますが、
法人を作っています。
お金の勉強が大事
ほとんどのアマチュア・ミュージシャンは、
ただ単純にプロになりたいと願うだけで、
具体的なお金の流れを勉強しません。
『ミュージシャン=
何か別世界の人間』
というイメージでとらえています。
私も学生時代はこんな感覚でしたが、
プロドラマーの付き人や
裏方の仕事の募集を
たくさん見たおかげで、
現実的な世界がよく理解できたのです。
多くのアマチュア・ミュージシャンは
肝心なお金を度外視して、
演奏技術だけを追いかけようとするので、
気が付いたら年だけ食っていた。
なんてことが起こるのです。
ミュージシャンも1人の人間ですから、
お金にはシビアです。
手数で知られる某ドラマーの方も
プロのプレイヤーとして活躍する一方、
自分で会社を持ち、
スクール運営やグッズ販売など
様々な事業を手掛けています。
こうしたタイプの
ミュージシャンが要る一方で、
何もやったことがない
ミュージシャンもたくさんいます。
今からプロフェッショナルを
目指す人たちは、
この辺もよく理解しておいた方がいいでしょう。
好きな事をしていくには
自己責任を伴いますから、
最低限でも用意しておくものを
常に考えて行動してくださいね。
どちらが賢いかよくわかるでしょう?