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3拍子と5拍子のドラム。自由度が無い場合の対応を知る

通常の4分の4拍子や
2拍子以外の拍子を
『変拍子』
として表現します。

ほとんどが4拍子の曲が
中心ですから、
普段の練習は4拍子を行えば
問題ありません。

しかし、中には
3拍子、5拍子、7拍子などの曲も
あることから、
決しておろそかに出来ません。

このページでは、
ジャズの中で4拍子に次いで多い、
3拍子と5拍子について
解説していきますので、
参考にしてください。

4拍子のシンバルレガートは
『チーンチキチーンチキ』
というサウンドをキープしながら、
2拍目と4拍目にハイハットを踏みます。

一方、3拍子の場合は、
シンバルレガートを『
チーンチキチー』
と叩きます。

ハイハットの場合は
この規則性が無く、
拍全部、2拍目だけ、2,3拍目など
ドラマーによってバラバラです。

拍全部踏み込む場合は、
少しやかましくなるので、
私は2拍目だけを踏むことが多く、
ドラムソロの時に
バランスを整える為に
拍全部踏んだりします。

ですので、
通常のトレーニングは
全部必要ということになります。

4拍子のシンバルレガートの手順は
『アップ・ダウン・タップ・アップ』
の連続性になりますが、

3拍子の場合は
『アップ・ダウン・タップ・タップ』
の手順になります。

レガートと上記のハイハットを
キープしながら練習していきます。

3拍子のコンピング
3拍子のコンピングも
4拍子と同様に行います。

レガートとハイハットを演奏しながら、
左手のスネアとバスドラムを
入れていきます。

これも漏れをなくすために
一つ一つ型を覚えていく作業になります。

曲に合わせてみる
3拍子のコンピングが終了したら、
今度は実際の曲に合わせて
練習してます。

ジャズの世界では
『ジャズ・ワルツ』
と言われ、
多くの素晴らしい曲が
残されています。

代表的なものを
挙げておきますので、
音源をかけながら
コンピングの練習をして下さい。

・いつか王子様が
・不思議の国のアリス
・ALL Blues
・Falling In Love With Love
・Greensleeves
・Waltz for Debby

5拍子のコンピング
5拍子のコンピングも
3拍子同様に行いますが、
5拍子のやり方は少し
考えねばなりません。

例えば5拍子の代表曲と言えば、
デイブ・ブルーベック・カルテットの
『テイク・ファイブ』
が有名ですが、
そのドラマーのジョー・モレロは、

1,2,3,1,2

という塊で演奏します。

レガートのパターンも
『チーンチキチー/チキチー』としたり、
『チーンチキチー/チーンチキ』としたり様々です。

よってコンピングの練習も
右手のレガートごとパターンを
分けて練習する必要があります。

しかし、
5拍子と言えば、
ほとんどがこの
『テイク・ファイブ』です。

テイク・ファイブは、
ある決まったリフを繰り返す
ジャズ・チューンです。

このリフのパターンを
まず完全に覚えて、
それを崩していく作業を
した方が実践に向いています。

3拍子も5拍子も4拍子に比べると、
身体の規制がかかり、
自由度が極端に狭められていきます。

プレイヤーとしては、
どんなフレーズも
自由自在に奏でられることは
悲願でもありますが、
現実的には難しくなってきます。

そこで私たちが
考えなければならないことは、
実践を想定して逆算して練習を行うことです。

この演奏の為には
これが必要、不必要と
選択することが重要です。

別のページにおいて、
3拍子と5拍子の
ドラムソロについても
言及していますので、
そちらも参考にされてください。

管理人川端のまとめ
・通常の4分の4拍子や2拍子以外の拍子を『変拍子』として表現する。

・ほとんどが4拍子の曲が中心だが、中には3拍子、5拍子、7拍子などの曲もあることから、決しておろそかに出来ない。

・3拍子の場合は、シンバルレガートを『チーンチキチー』と叩き、ハイハットの場合は規則性が無く、拍全部、2拍目だけ、2,3拍目などドラマーによってバラバラになる。

・3拍子の場合は『アップ・ダウン・タップ・タップ』の手順になる。

・3拍子のコンピングも4拍子と同様に行い、レガートとハイハットを演奏しながら、左手のスネアとバスドラムを入れていく。

・3拍子のコンピングが終了したら、今度は実際の曲に合わせて練習する。

・5拍子のやり方は工夫が必要。例えば5拍子の代表曲と言えば、デイブ・ブルーベック・カルテットの『テイク・ファイブ』、そのドラマーのジョー・モレロは、1,2,3,1,2という塊で演奏する。

・コンピングの練習は、右手のレガートごとパターンを分けて練習する必要がある。

・3拍子も5拍子も4拍子に比べると、身体の規制がかかり、自由度が極端に狭められる。

・実践を想定して逆算して練習を行うことが必要で、この演奏に為にはこれが必要、不必要と選択することが重要。

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