このページでは、ショートロール系の
『9ストロークロール』
を説明していきたいと思います。
5や7ストロークロールをマスターした人なら、
問題はないと思いますが、
しっかり復習する意味でも、
リバウンドからしっかりやっていきましょう。
Contents
ロングになればなるほど粗が目立つ
5や7ストロークが出来るのに
9ストロークが出来ない人をたまに見かけます。
短いロールではきちんと聞こえるのに、
長くなればなるほど粗が目立ち、
ロールというよりアクセントの
プレスロールのような聞こえがするのです。
9ストローク以降、11ストロークや
13ストロークがありますが、
この症状は顕著に現れ、とても
聞くに堪えられないロールになってしまうのです。
したがって、5や7ストロークが
出来たつもりになっている人でも、
もう一度きちんとやる必要があります。
ロングになればなるほど音粒が汚くなる人の最大の原因
それは、
『キチンとした2打目を打てない』
ことです。
つまりは腕の振りだけで
リバウンドを発生し、
指のスクイズをしっかりと
引き上げることが出来ないのです。
このような症状の人は
いったん、9ストローク以降の
ショートロールの練習をストップし、
2打目を強化する必要があります。
2打目を強化する練習で有効なのは、
RLLRRLLRやLRRLLRRLなどの様に
叩く手順を一つずらすパターンが有効です。
バスドラムは4分音符をキープしながら、
ダブルの2打目にあたる位置と
バスドラムをしっかりと重ねます。
この練習を右スタート、左スタート、
3連符、16連符とあらゆるパターンの
トレーニングを行ってください。
そうすると尻上がりな綺麗な
ロールが出来上がります。
そしてもう一つ、
やはり独学では判断が難しいようなら
プロに指導を頼むことが
時間的にも早く上達します。
このようにキチンとした
ダブルが叩けたうえで、
いよいよ9ストロークの実践に
入っていくのです。
9ストロークの具体的な練習方法
まず9ストロークを叩く前に
上の譜面を練習してください。
普通のシングルストロークの譜面ですが、
9ストロークは、この16分を
32分音符で叩くことになります。
初めて9ストロークを練習する人は、
上段は大丈夫なのですが、
下段は出来ない人が多いのです。
それは、フレーズが裏から
スタートするような感覚に陥りますから、
足がつられるのです。
上記の譜面をしっかり出来るようになると、
いよいよ16分音符の部分を
32分音符にしていきます。
前述したように、ダブルの
2打目のスクイズをしっかり打ち
粒立ちの良いストロークにして下さい。
いくらキチンとしたダブルが
叩けるようになったとしても、
下段のようなパターンが
叩けないなら
応用力が全くないことになりますから、
マスターしたと安易に考えず、
絶えず色々な角度から
フレーズを見る癖をつけておいてくだささい。
実際のマーチングで使用される9ストロークロールの譜面
はじめから、こういった譜面を
読める人はおらず、
上記のアプローチを
知ったうえで分かるようになります。
ですので、譜面は正しく理解すれは
読めるようになることを忘れないで下さいね。
以上で9ストロークを終わりますが、
必ず、
ダブルストローク
5ストロークロール
7ストロークロール
をしっかりと練習したうえで、
9ストロークロールに入るようにしてください。