ドラムのテクニックの中に
『ゴーストノート』
というものがあります。
ゴーストと言うくらいですから、
本当に小さい音量だと想像出来ると思います。
このゴーストノートはリズムの隠し味
のような感じです。
あると無いとでは随分と雰囲気が変ってきます。
このページでは『ゴーストノート』
について解説していきます。
Contents
ゴーストノートは基礎のチェックに最適
ゴーストノートが日本で普及した背景は
ジェフポーカロやバーナード・パーディの影響があります。
私はバーナード・パーディの
ライブやクリニックに出かけて
ゴーストノートを質問したりしていました。
バーナード・パーディの
ゴーストノートは本当に気持ちよく感動したものです。
まだ聴いたことが無い人は是非
そのグルーヴを体感して下さい。
きっと驚くはずです。
このゴーストノートは初心者はまず出来ません。
ゴーストノートが上手いドラマーは
基礎がちゃんとしており、
その他のテクニックも容易に
どれほど出来るのか判断できるほどです。
初心者やステックコントロールが
不十分なドラマーのゴーストノートは
とても雑で音がうるさいのが特徴です。
ゴーストノートなのか普通のショットか
分からないくらいの人もよくいます。
ゴーストノートのコツは手首
ゴーストノートを叩くためには、
指のテクニックより、手首のテクニックが大事です。
極端に言うとロール系などが苦手でも
ゴーストノートは出来ます。
そのために何を練習するのかといえば、
『ダウンストローク』と
『タップストローク』です。
ゴーストノートはこの2つの
テクニックの組み合わせになります。
アクセントについては、
一番下にリンクがあります。
ゴーストノートのトレーニング
Step1 6連符RLRRLRを叩く
上の6連符の譜面を叩いてください。
手順はRLRRLRとなっています。
真ん中のLをタップストロークで叩きます。
これだけなら割と簡単に叩ける人が多いと思います。
Step2 スネアドラムのバックビートを入れる。
2、4拍目にスネアドラムのバックビートを入れます。
バックビートを入れた直後の
ゴーストノートをチェックしてみて下さい。
大きくなっていないでしょうか?
実はこの部分が大事なポイントで
ダウンストロークがキチンとマスター
していないと出来ないようになっているのです。
練習のコツとしては、アクセントの
練習を繰り返すしかありません。
ダウンストロークを打った場合、
打面から2cmほどの所で止める訓練を繰り返します。
動画を確認して下さい。
ほとんどの方のゴーストノートは音が大き過ぎます。
心地の良いウネリのようなノリに
なるまでは根気よく続けて下さい。
いったんコツのようなものが掴めると、
アクセントなどは容易になり、
まず何より、音の粒立ちが格段に良くなります。
ゴーストノートは、スティックコントロールの指標です。
しっかりとマスターして下さいね。
>>TOTO『ロザーナ』のドラム~ハーフタイムシャッフルについて