ドラムのアクセント移動には
4種類のストロークが存在します。
『フルストローク(F)』
『ダウンストローク(D)』
『タップストローク(T)』
『アップストローク(U)』です。
ドラミングはこの4つのストロークが
基本となり様々なフレーズを作りだすことが出来ます。
このページでは、16分音符を中心に
ドラムのアクセント移動の課題をご紹介いたします。
この項目をしっかりマスターすると
フィルインばかりでなく
ドラムソロまで可能になりますので
しっかり取り組んで下さい。
Contents
アクセント移動
アクセント移動【1-1】
16分音符の1つ目にアクセントをつけ
それを1拍ごとに繰り返すアクセント移動です。
この構成は、アクセント1つが
1番目にあることから
【1-1】と呼びます。
手順は、DTUTとなりポイントは
アップストロークです。
アップストロークを意識して練習して下さい。
アクセント移動【1-2】
16分音符の2番目にアクセントがあるパターンです。
これはアクセント1つが2番目に
あることから【1-2】と呼ぶアクセント移動です。
手順はTDTUとなり
この場合もポイントはアップストロークです。
アクセント移動【1-3】
次は16分音符の3番目にアクセントがあるパターンです。
これはアクセント1つが3番目にあるので
【1-3】と呼ぶアクセント移動です。
手順はUTDTとなり同様に
アップストロークがポイントです。
アクセント移動【1-4】
16分音符の4番目にアクセントがあるパターンです。
これはアクセント1つが4番目にあるので
【1-4】と呼びます。
手順はTUTDとなり同様に同様に
アップストロークが重要です。
実践的なトレーニング
ここから実践的な練習に入ります。
次の課題は総当たり戦をやっていきましょう。
つまり【1-1】に対して
【1-2】【1-3】【1-4】という具合に
全ての組み合わせを練習していきます。
【1-1】と【1-2】
【1-1】と【1-3】
【1-1】と【1-4】
【1-2】と【1-3】
【1-2】と【1-4】
【1-3】と【1-4】
という具合に全ての掛け合わせをやっていきます。
この全てのアクセントの組み合わせを
1小節交代、2拍交代、1拍交代とやっていきます。
だんだんとドラムソロの原型が出来てきます。
その際、パターンが変わる部分は
手順が変わってきますので注意が必要です。
【1-1】と【1-2】
【1-1】と【1-3】
【1-1】と【1-4】
【1-2】と【1-3】
【1-2】と【1-4】
【1-3】と【1-4】
これらの組み合わせを全て覚えたら
ドラムのアクセント移動に関しては怖いもの無しになります。
音符の読み変え
ではここから実際の音符を利用して
リーディング兼ねたアクセント移動のトレーニングに入っていきます。
これらのアクセント移動の譜面は
ドラムの基礎トレーニングの際使われ
実際の演奏では読み換えが必要になります。
どのように読み換えというと下の譜面を見て下さい。
音の長さは考慮せず、音が発生する
タイミングだけを考えて変換していきます。
この変換が理解できるようになると、
譜面をリーディングしながら
アクセント移動の練習が出来るようになります。
またドラムソロも容易で、
歌を歌いながら演奏が可能になります。
手順もしっかりと確認し、
アップストロークを意識することは同じです。
参考に数例記載しておきますので、
自分で作って見て下さい。
ドラムセットへの応用
実践的にドラムセットを使った
トレーニング方法です。
①アクセント部分をタムタムで打つ。
②アクセント部分をバスドラムで叩く。
③アクセント部分をシンバルとバスドラムで叩く。
上記の①②③に左足のハイハットを加えていきます。
a)左足は4分音符を刻む
b)左足は8分音符を刻む
c)左足は裏の8分音符を刻む
このような感じで広げていきます。
アクセント移動の練習は
フィルインにとどまらず
ドラムソロとしても有効で、
やればやるだけ血肉となっています。
かく言う私もドラムソロの場合は、
アクセントとダブルストロークを多用し
パラディドルなどは
全く使用せずプレイすることがよくあります。
『シングルストローク』
『ダブルストローク』
『アクセント』は
あなたのドラムに劇的な進歩をもたらします。
必ずマスターして下さい。
もう少しアクセント移動を練習したい
という人の為にオススメの教則本をご紹介します。
このサイトでは頻繁に登場している
テッド・リード著の『シンコペーション』です。
この本を利用し、
アクセント用に読み替えるトレーニングをしてみてください。