ドラムをやろうと決意したところで、
さて何をやっていけばいいのか
解らないといった人も少なくありません。
このページでは、
ドラム教室に通える方と、
家で自分一人で練習をやっていこうと
思っているドラム初心者の人へ
アドバイスをしたいと思います。
Contents
必ず共通して揃えるもの
ドラム教室に通える人も
家で一人でやろうと思っている人も
共通して揃えるものと言えば、
『スティック』ですね。
スティックが無いと始まりませんから、
必ず購入しましょう。
同じスティックなのに、
種類が豊富で迷ってしまう人も
いるでしょう。
そうした人は、
教室に通える人であれば先生に、
そうでないなら
楽器店のドラム担当の人に
アドバイスを受けるようにしてください。
ここでは代表的なスティックをまとめます。
スティックの材質は大きく2つある
現在一般的に使われている材質は以下の通りです。
・ヒッコリー
・オーク
その他、メイプルなどありますが、
ヒッコリーとオークと思って
差し支えありません。
・ヒッコリー
ヒッコリーは、材質、音ともに
柔らかく、消耗しやすいといった
特徴があります。
・オーク
オークは、材質、音ともに
硬く、長持ちしますが、
『パキッ』と折れる場合があります。
価格はオークが安いですね。
スティックの代表形状は4種類ある!
スティックの形状はそれぞれ下記の通りです。
スティックの先端をチップと言い、それにより
分けられます。
・球状(Round)のチップ
先端が円形になっているため、
どの場所に当たっても
均等の音が鳴り、ロック、
ドラム初心者向けです。
・涙型(Tear Drop)のチップ
先端が涙目の形をしており、
接地面積が違うため、
先端を使うか、横を使うかで
サウンドが大きく変わります。
ジャズドラマーが多く使用します。
・卵型(Oval)のチップ
球状と涙型の中間のような音です。
・臼型(Barrel)のチップ
球状と同じ位、多く使われています。
サウンド的にはとがったイメージです。
その他の変わり種スティック
・ナイロン・チップ
スティックの先端にナイロンのチップが
かぶせてあるタイプです。
チップが割れる心配はありませんが、
飛んでしまうおそれがあります。
音はやはり硬い音です。
・チップレス・スティック
ハードロックなどの激しい演奏では
チップは不必要ということで
生まれたスティックです。
両サイド、グリップエンドに
なっているタイプですので、
チップの割れなどは気にしなくても
よいスティックです。
・ファイバー製
数は多くありませんが、耐久性に
優れています。
しかし、音は無機質な音ですので、
好みが分かれるところです。
・その他
グリップエンドにタンバリンのベルが
付いたものや、マレッとが付いているものが
あります。
時間とともに乾燥し曲がってきます。一旦、曲がってしまうと、
元に戻らないので、購入するときは、
一本、一本調べてから買いましょう。
鏡など平らな所で転がすと
すぐわかりますよ!
ドラムセットと電子ドラム
ドラムという楽器は、
大きな音と大きさから、
家に防音があるというところは、
かなり恵まれた環境ですから、
もしあなたがそういった
環境の人ですと、
感謝しながら練習しましょう。
防音はないが、
本物のドラムを使いたい人は、
ドラムやシンバルにゴム製のカバーを
乗せて練習ができます。
そうでない人も
電子ドラムを購入できるのでしたら、
是非購入してください。
電子ドラムを購入する場合の注意点
電子ドラムは、エントリーモデルから
ハイスペックのモデルまで幅があります。
ここで一番に考えて頂きたいのは、
左足のハイハットスタンドが
本物であるかということです。
エントリーモデルは、
このハイハットスタンドがなく、
全く足のトレーニングが出来ません。
したがって、ハイハットスタンドが
標準で付いているモデルを購入
するようにしてください。
エントリーモデルに比べて
価格は10万以上高くなりますが、
後々、大きな差を生みます。
トレーニング・パッド(練習台)
上記のドラムセットや
電子ドラム揃えれば最高ですが、
中には予算的に無理という人も
出てくるでしょう。
そんな人達にとって
出来れば揃えてほしいものから、
最低限揃えなければならないものを
解説します。
ドラムセットや電子ドラムは
無理だが
ドラムのトレーニングパッドは
購入できるという人は、
是非購入しましょう。
ドラムの形をしているものですと、
メーカー問わずなんでも構いません。
これならば、
家でのトレーニングも可能です。
ドラムの場合、
縦の動きや横の動きなども
必要になるため、
ドラムセットの形があれば理想なのです。
デメリットとしては、
大きく場所をとるということですね。
メッシュヘッドを採用したトレーニング・パッド。
では、
そんなトレーニングパッドでも
購入が難しいと言う人は、
スネアドラムのトレーニングパッドは
揃えてください。
スティックコントロールの
トレーニングや上達するための
基礎トレーニングに必要なものです。
ドラム初心者の練習
ドラムという楽器は
四肢を分解して
演奏する楽器ですから、
ゆくゆくはどうしても
揃える必要があります。
上記のドラムを揃えられる人で、
教室に通える人は、
しっかりレッスンの復習をすることです。
ドラム初心者が
速く上手くなるコツというのは、
同じリズムを何千回と
繰り返すことが一番です。
週1のレッスンだと仮定するならば、
家で毎日前回のレッスン内容を
繰り返してください。
そうすれば早い人で、
2,3ヶ月もすれば身体が
動くようになってきますよ。
自分一人、
家で練習をやろうとする
ドラム初心者の人は、
解説が丁寧な教則本や
DVDを購入します。
きちんと自分で理解し、
可能な限りインストラクターの
真似をして下さい。
しかし、
どうしても出来ないことや
理解できない部分が
出てくると思いますが、
そういった箇所は
一旦置いといて、
次の教則本に取り掛かりましょう。
数冊ドラム初心者用に
書かれた本を潰していけば、
要領が掴めるようになります。
私の体験談
私が学生時代にやったことは、
当時ドラムも買えなければ、
電子ドラムなども発売されていませんでした。
ましてや家といえば、
ボロのアパートです。
私はドラムは四肢を
使うということは
理解していましたから、
トレーニングパッドとハイハット、
バスドラムの練習台の3つを揃えました。
この3つが揃えられたら、
結構なんでも練習が出来るものです。
タムタムの移動などは、
少年ジャンプなどの週刊誌を
山積みにし、ドラムセットの形にし、
『ドカッ、ドカッ、ドカッ』と
トレーニングしていました。
ドラム教室には
通いまくっていましたから、
そこで学んだ練習や教則本から
自分の知らないアイデアなどを
コピーし必死でやっていました。
その後はアルバイト代を
全てレンタルスタジオに
つぎ込むということをしていました。
そのころ培った技術が
今の私の生活の糧になっています。
今思うと、
ドラム初心者の時代に
色々工夫したことが
本当に楽しい瞬間だったのだと
思えます。
どうか皆さんも、
モノがあればいいなと
思うかもしれませんが、
無ければ無いで、
どうとでもなっていきます。
是非頑張って練習してくださいね!
ドラムの練習の仕方や
消音についてもまとめています。
一緒にお読みください。
管理人川端のまとめ
・ドラム教室に通える人も
そうでない人も
共通して揃えるものと言えば、
『スティック』。
・種類が豊富で迷ってしまう人は、
教室に通える人であれば先生に、
そうでないなら
楽器店のドラム担当の人に
アドバイスを受けるようにしてください。
・ドラムが家に常に置いてある
というところは、
かなり恵まれた環境。
もしそういった環境なら、
感謝しながら練習しましょう。
・ドラムが無理でも
電子ドラムを購入
できるのなら、
是非購入してください。
・ドラムという楽器は
四肢を分解して
演奏する楽器ですから、
ゆくゆくはどうしても
揃える必要がある。
・ドラムを揃えられる人で、
教室に通える人は、
しっかりレッスンの復習をすること。
・ドラム初心者が
速く上手くなるコツ
というのは、
同じリズムを何千回と繰り返すこと。
・自分一人で練習を
やろうとする
ドラム初心者の人は、
解説が丁寧な教則本や
DVDを購入すること。
・ドラムセットや
電子ドラムは無理だが、
トレーニングパッドは
購入できるという人は、
是非購入しましょう。