ライブ映像を見ていると曲の終わりには
ドラマーは締めのフレーズを叩きます。
もちろん、フェードアウトのように
だんだん消えてなくなる終わり方もあります。
締めのフレーズは『タカトン』という
音を出して止まります。
このページでは
曲の締め方について解説していきたいと思います。
Contents
『タン』と終わる場合
『タン』と終わる場合は2種類考えられ、
どちらも全ての楽器が一斉に終える方法(ユニゾン)です。
スネアドラム一発叩く場合もありますし
シンバル・チョークをする場合もあります。
シンバル・チョークとは、シンバルを
右手で叩いたら、直ぐに左手で掴み音をミュートします。
どちらもサスティーンを伸ばすことは
ご法度で必ずスパッと止めることがポイントになります。
シンバル・ロールを行う場合
シンバル・ロールは次第に盛り上げ
だんだんと音量を小さくしていきます。
これ以上伸ばせない小さくできない所で
ドラムの定番フレーズを入れて曲を終えます。
その方法には2種類あり、
『タカトン』という方法と、
『タカタドン』というフレーズになります。
タカトンで締める場合
リズムは、上記の様に16分音符と
8分符になり、曲の雰囲気に合わせて叩き分けます。
代表的な手順を記載しておきますので、
あなたがやり易い方法を先ずはマスターして下さい。
・スネアドラム→ハイタム→フロアタム
・スネアドラム→スネアドラム→フロアタム
・スネアドラム→スネアドラム→バスドラム
・フロアタム→ハイタム→バスドラム
・スネアドラム→バスドラム→バスドラム
・スネアドラム→スネアドラム→フロアタム+シンバル・チョーク
この他にも色々組み合わせが可能です。
あなた自身の『タカトン』を見つけて下さい。
タカタトンで締める場合
タカタトンのリズムは6連符系の
フレーズになり、少し難易度が上がります。
最後の音をバスドラムで叩きますが、
ドラム初心者の場合このバスドラムが上手くいきません。
タカタトンを上手く叩ける予備練習 STEP1
タカタトンを上手く表現するためには、
右手、バスドラムの
交互打ちの練習が一番の効果的です。
上記の譜面をしばらくの間練習するといいです。
タカタトンを上手く叩ける予備練習 STEP2
スネアドラム→ハイタム→フロアタム→
バスドラムを延々繰り返してトレーニングします。
これで最後が
上手く分離できるようになるはずです。
スティーブガットのフレーズをマスターしよう!
『タカトン』と『タカタドン』という
フレーズが理解で来たら、
今度はスティーブガッドの
定番フレーズもマスターしておきましょう。
ステーィーブガッドが
ドラムソロを行う際に必ずプレイするものです。
『タカトン』、『タカタドン』が
マスターできる人であれば、
必ずマスター出来ますから、
チャレンジしてみてください!
終わりよければ全て良し
最後の最後で、気合が抜けてしまい
『あ~あっ』
というバンドも沢山います。
それは、集中力の欠如です。
難しいフレーズをやっとの思いで
クリアしたあとは
誰でも一呼吸置きたいですが、
ドラマーは最後のシンバル・ロールも
『タカトン』も楽曲の1部分だということを
忘れないようにしましょう。