リズムパターンの間に毛色の違うリズム
を入れ雰囲気を変えたりするものを『フィルイン』といいます。
このフィルインはリズムパターン同様
一定のテンポで演奏しなければなりませんが
フィルインだけがテンポが速くなる人がいます。
この現象は初心者が多いですが
中級者、上級者でもいます。
このページではあらゆるレベルに
応じて安定したフィルインが叩ける方法をご紹介します。
Contents
レベル別のトレーニング方法
ノリの良い楽曲をしているときなど
気分が良くドンドン前ノリでプレイしたくなります。
また緊張からテンポが上がるなど
テンポの速度は自分の意思とは関係なく起こります。
やはり、安定して一定のリズムを
作り出すにはトレーニングしかありません。
ここでご紹介する方法は
私を含めて過去生徒に効果があった方法です。
参考にしてみてください。
紹介する順に初心者~上級者への
アプローチとなっています。
なお、メトロノームは必須で
必ずメトロノームと一緒にプレイして下さい。
音符を全て埋めるパターン
例えば8ビートなどをプレイする場合
フィルインを全て8分音符や16分音符に統一します。
初心者の段階ではこのパターンが
一番やりやすく使えます。
先ずは、この『音符を全て埋める』
フィルインを完全に出来るようにしてみます。
奇数と偶数を組み合わせる
この例は3連符と16分音符の様に
奇数で成り立つ音符と偶数で成り立つ音符を組み合わせます。
リズムを安定させるポイントは
毛色の違うリズムを操れることです。
可能な限り自分で創作してみてください。
チェンジアップなどそのまま
取り入れるといいと思います。
休符を入れてみる
上記の『音符を全て埋める』の
フィルインを利用してみます。
音を少しずつ抜いていきますが
元の音符の感じ方はそのままです。
無音の空間を作る
上記の休符をさらに増やし
無音の空間を作ります。
音が無い空間も、実際には
『無音』という音が存在しますから
その時間軸を感じることが
大事になってきます。
バスドラムを絡めたコンビネーションを作る
ハンドテクニックばかりではなく
バスドラムも絡めたフレーズを作ります。
この場合は四肢の分離の練習も
兼ねることが出来ますから一石二鳥です。
ドラマーに足りないのは空間把握能力
過去、数多く見てきて感じてことは
ドラマーは音を埋めようとすることです。
ドラムという楽器はロール以外の音を
伸ばすことが出来ません。
そういったこともあり、初期段階での
練習のアプローチが他の楽器と違います。
リズム然り、ルーディメンツ然り
全て埋める作業で終始しています。
おそらく初学者の段階でのアプローチ
を繰り返しているため空間把握能力が身につかないと思います。
メロ屋の人と比べるとドラマーの方が
『走る』ことで悩むと思います。
プロでも走る人は走る
どんなに訓練しても走る人は走ります。
プロでも走ります。これは
生身の人間ですからある意味当然です。
そのため、しっかりとトレーニング
した上で開き直りも必要です。
私も苦手部分のフレーズや
緊張からテンポの乱れがよくあります。
一つの練習で解決することはないので
ありとあらゆる方法で潰していくしかありません。
是非、皆さんも色々な方法を考えて
トレーニングして下さい!