ドラムという楽器は手足を駆使して
演奏するものです。
そのため、ドラマーは四肢の分解
ばかり目が行き、
圧倒的なコーディネーションを行う
ドラマーに恋い焦がれます。
確かに四肢の分解はドラマーにとって
必要なトレーニングですので推奨しますが
今持っているドラミングの力を
数倍アップする方法もあります。
それがこのページでご紹介する
『ボース・トレーニング』
と言われるものです。
効果が直ぐ現れますから
皆さんの練習に取り入れて下さい。
Contents
ボース・トレーニングとは一体何?
ボースは英語の『both』のことで
『同時打ち』のことを指します。
な~んだ、同時打ちのことかと
思われたかもしれませんが
このボース・トレーニングは
難易度の高い練習方法です。
元々『ボース』はツーバスを使用する際
両バスドラムを同時に叩くテクニックの名称でした。
トレーニングとしては、
ありとあらゆる所を同時に叩きます。
例えば
・両足
・四肢全て
・右手と左足
・左手と右足
・右手と右足
・左手と左足
etc…
このトレーニングはかなりバランスの向上が期待できます。
ドラムセットが無くても出来ます
ボース・トレーニングの根本的な目的は
バランス力のアップです。
ですからドラムセットを使用せずとも
簡単に出来ます。
やり方は椅子に座り目を閉じて
床とテーブルを同時に叩いて下さい。
慣れてきたらドラムセットで同じように
目を閉じてやってみます。
ボース・トレーニングの注意点
ドラムセットを使用する場合、
両手で同じタイコを叩かないで下さい。
例えばスネアを両手、ツインペダルで
バスドラムなどです。
これはリバウンドの関係で互いに
打ち消し合うからです。
かならず各パートに分けて練習して下さい。
どんなリズムを使えば良いのか
使用するリズムですが、8分、16分が
並んだものを初めの段階で必ずやります。
慣れてきたら、8ビート、16ビート、
シャッフルなどのバスドラムのパートを使います。
ジャズのコンピングの譜面を使うことも
オススメです。
市販されている教則本のバスドラム部分
を片っ端に潰してみるのも良いですね。
様々なリズムのボース・トレーニングを
行うことでバランス力が見違えるはずです。
また、ライブ前など単純な8分音符など
のボースを行うだけでウォームアップは完璧になります。
>>ドラムで両手の練習法。ハンド・インディペンデンスの習得!