ドラムに限らず楽器はある程度の速さが要求されます。
スピードの壁は、リズムパターン、
スティックコントロールなどあらゆる側面でドラマーを苦しめます。
やってもやってもスピードが
速くならないと訴えかけるドラマーもー多いのが現状です。
スーパードラマーの超絶技巧の
スピードは必要ないのですが、
ある程度のスピードは必ず必要になってきます。
しかし、闇雲に練習しても
よい結果は生まれません。
ドラムを叩く上でフレーズ毎に
奏法が違ってきますから、
分けてスピードアップのトレーニングが必要になります。
例えば、このリズムパターンには腕と手首、
別のテクニックには指だけという具合に、
別々のアプローチが必要になるということです。
このページではスピードアップに特化して
解説していますので、
スピードが遅いと感じている人は
是非参考になさってください。こ
Contents
スピードが速くならない原因
先ずきちんとドラムセットに対して
体幹が真っ直ぐになっているのか細かくチェックして下さい。
フォームが悪いと、いくらよい
メッソッドがあっても意味がないのです。
動画など撮影して簡単なリズムをチェックするのも良いでしょう。
フォームが正しいと思う人は以下の文章を実践して下さい。
スピードが速くならないと悩んでいるドラマーは、
多くがリストショットのみでスピードをあげようとしています。
おそらく、リストのみで刻むと、
限界値がテンポ160あたりでいっぱいになるはずです。
この時点の速さになったドラマーの腕は
疲労により持続する事が出来ません。
これを解決するためには、『アップ・ダウン奏法』を使用します。
速いビートを叩くためには、
1打目はダウンストロークで叩き、
2打目をアップストロークで叩きます。
遅い時のダウンとアップはハッキリと
区別ができるのですが、
ある程度の速さになると、
手首の1ストロークで2打叩いているように見えます。
もっとわかりやすく説明すると、
1打目は手首を『谷』のようにし、
2打目は『山』のようにして打ちます。
以下の動画を参照してください。
この奏法は奇数番目がダウンになることから、
どうしてもアクセントがオンビートに付きます。
しかし、このアクセントは、
ロックや歌モノにマッチし、
ノーアクセントの刻み方に比べても断然よいグルーヴを出すのです。
どれ位の速さで練習すればよいか?
前述したように160を超えるあたりから、
腕が硬くなりますから、
160からはこの奏法が上手く機能します。
上限は、190あたりで結構です。
200を超える頃からこのアップダウンも辛くなっていきます。
一度、このアップダウン奏法をマスターすると、
他にも応用がグンと広がります。
慣れるまでは大変ですが是非マスターして下さいね。