このページではファンクと言われる
ジャンルで使われるリズムパターンを扱います。
初心者の人に多いのですが、
8ビートや16ビートの違いが曖昧な人いますので
このページでは両者の違いや
他のパターンもご紹介しています。
Contents
8ビートと16ビートの違い
先ず音の長さのことを『音価』と言います。
8ビートの『8』とは8分音符のことで、
使われている音が一番小さいものを指します。
16ビートとは、最小の音価が16分音符のことです。
ハイハットのチキチキという刻み方で
決まっているのではないということです。
上の譜面のハイハットは8分音符ですが
足に16分音符がありますから
16ビートということになります。
ファンクのルーツ
ミディアムテンポの16ビートは、
『ファンク』と言われるジャンルと一緒に生まれてきたリズムです。
代表的なミュージシャンといえば、
なんといってもジェームスブラウンです。
ジェームスブラウンから
スライストーンがルーツとなり広がっていきました。
70年代に入り、
ハードロックと重なるように
瞬く間に世界中に広まります。
特に大型ファンクバンドの登場は、
そのリズムのノリや曲調によって
新しい時代への幕開けを感じさせるものでした。
16ビートの特徴としては、
8ビートほどエッジの効いた力強さはありませんが
様々な表現力を持ち、
多くの音楽に応用が可能なリズムです。
他の打楽器とも相性がよく、
人類が手に入れた最高のリズムと
形容されることもあります。
具体的な16ビートのトレーニング
上の譜面をご覧下さい。
テンポは、大体100〜120でやってみてください。
1番、2番は手の練習が十分に
行われている人なら楽勝でしょう。
3番はどうでしょうか?足が動きましか?
足が動かないという症状が出たら
まずフットワークのトレーニングを
最初に行いましょう。
練習方法は上の4パターンを
トレーニングします。
ハイハットもしくはスネアドラムで
16分音符を叩き、それに合わせて、
バスドラムを叩きます。
手と足の縦のラインを崩さないように
ゆっくりとしたテンポから、
徐々にテンポアップして下さい。
色々なファンク・パターン
典型的なファンクビート
バスドラムのダブルキックが入った
よく聞かれるパターンです。
右手の8分音符が足に
つられないように注意して下さい。
8分音符の裏にバスドラムが入ったパターン
このパターンは、ラテンリズムにも
登場してきますので、しっかりマスターして下さいね。
8分音符のうらに一つだけ16分音符が入ったパターン
これも16ビートです。
8ビートと思わないで下さいね。
8分音符に裏に2か所16分音符が入っているパターン
8分音符に裏に1か所16分音符が入っているパターン
よく聞かれるパターン
いかがでしたか?
きちんとプレイ出来たでしょうか?
16ビートは、ロックはもちろん
フュージョン、ファンクなど
現代音楽には欠かすことの出来ないリズムです。
初心者の段階では
なかなかマスターすることが難しいですが、
頑張って練習してくださいね!
>>16ビートのドラムパターン。2つのリズムのマスターが要!