8ビートや16ビートなどのリズム名は
音楽に精通していないと分からない名称です。
しかし、楽器に精通していなくても
『マンボ』を知っているかと尋ねると
多くの人が聞いたことがあると反応します。
それほど『マンボ』というリズムは
日本人にとって昔から根付いているようです。
では、ここでドラマーの人に『マンボ』
を叩いて下さいと言ったとします。
どれ位の人が『マンボ』をすんなり
叩けるでしょうか?
このページでは『マンボ』のウンチクや
リズムパターンの取得方法をご紹介します。
Contents
マンボとは?
マンボは1940年代のキューバで生れた
リズムで50年代に爆発的な人気になりました。
そのキッカケは『マンボ王』と言われた
ペレス・プラード楽団です。
マンボNo.5、闘牛士のマンボ、
マンボ・ジャンボなどはかなり有名になりました。
日本では東京キューバンボーイズが先駆けですね♪
ラテンナンバーの特徴的なものが
『モンツゥーノ』と呼ばれる繰り返しフレーズです。
これは2小節のラテン独特のフレーズを
やり、この上で奏者は自由に奏でます。
これに加え、マンボの曲は『ウッ!』
というかけ声も有名ですね!
マンボのリズムパターンはどんなもの?
元々ラテン音楽にはドラムセット自体が
ありません。
ですので、入っている各パーカッション
のフレーズをドラムに取り入れなければなりません。
カウベル奏者のパターン
ボンゴ奏者のパターン
コンガ奏者のパターン
ティンバレス奏者のパターン
これらの内で取捨選択しながらリズムを
作っていくわけです。
よく教則本やDVDで紹介してあるものは
それだけがマンボを表すのではなく
数多くあるパーカッションの中の
一つということになります。
マンボの場合、かなりのパターンが
生れますから単純に『これです!』と言えないのです。
ここで上手い説明をしてある動画を
見つけたので参考にして下さい。
こちらはティンバレス奏者の演奏で
マンボ・ベルとボンゴ・ベルというパターンを演奏しています。
こちらはティンバレスのカスカラや
ボンゴベルのパターンをドラムセットに取り入れています。
このようにドラマーはティンバレスの
フレーズをドラムセットに組み込みます。
マンボの重要ポイント
私がマンボを演奏するときに重点を
置いているのが『カウベルのマウス』です。
つまりカウベルの口の叩き方です。
マウス部分を2分音符サイクルで
叩くパターンが一番マンボらしさを出していると思います。
カスカラなども正解なのですが
色々なパターンをやって見た結果の私的な実感です。
マンボのリズムパターンを習得する
パターンの習得の仕方やカウベルの
マウスや胴の叩き方が分かったならば
今度は数多くのマンボパターンを実際に
やってみましょう。
その際にイチイチ、他のパーカッション
のフレーズを得るために採譜する必要はありません。
マンボパターンを効率的に覚えることが
出来るとっておきの教則本があります。
それが、
『LATIN RHYTHMS FOR DRUMS AND TIMBALES』
という本です。
著者は『シンコペーション』で有名な
テッド・リードで、わずか$6.95で購入出来ます。
使うのは3~6ページで、3つのマンボ
パターンがあり、その派生のリズムも豊富です。
(全部英文です。あしからず)
名前の記載がありませんのでここで
載せておきます。
4ページ『ボンゴベル』
5ページ『マンボベル』
6ページ『カスカラ』
です。
実際、聴いて感覚をモノにして下さい
やはりリズムというのは聴いて
体感して習得するモノだと思います。
譜面、活字やレッスンだけでは
なかなか難しいと思います。
演奏出来るチャンスは少ないですが
聴くことは毎日できますから、是非聴いてみて下さい。