ドラム音の『うるささ』について
色々な意味があるようです。
たしかにドラムという楽器は
音が大きく出せる楽器ですが
逆に小さく叩くことも出来る楽器です。
しかし、どんなに小さく叩いても、
うるさいと邪険にされるドラマーさんもいます。
この差って一体なんなのでしょうか?
このページでは、ドラムの『うるささ』
について考えてみます。
Contents
大きすぎる問題を考えてみる
一定の音量はちゃんと叩けるのに
小さく叩くとバランスが崩れてしまう人がいます。
リズムがよれてしまうんですね。
こうした人は、パワーでドラムを
コントロールしています。
この傾向の人は初心者に多く
まだ基礎力が身に付いていませんから
当然と言えば当然です。
初心者は練習の仕方で随分と
変わりますから長い目で見てあげると良いでしょう。
パワーヒッターの人は
まず力有りきプレイを考えます。
サウンド・コントロールなど
なかなか矯正は難しいと思います。
その楽曲が大きい音を求める
メタルなどではマッチします。
その他のジャンルをプレイする場合
かなり違和感が出てきます。
ドラムがうるさいの人の特徴
うるさいなぁと感じるドラマーは
曲を理解していないということがあります。
曲には起承転結で作られています。
イントロは小さく可憐に、
Aメロは軽やかに、サビは激しく、
そしてまたAメロへという感じです。
こういった曲の理解が分からない人は、
どこでコントロールしていいかわかりません。
初めからフルスロットルでやるか、
迷いながら叩くか
どちらかの方法でやることになるので
それなりのサウンドしかなりません。
適度な音量にも関わらずうるさいと言われる場合
これは、2通り考えられます。
・フィルインの入れ過ぎ
・練習不足から来るリズムのよれ
フィルインの入れ過ぎ
何かやっていないと落ち着かないと
音符を詰め込もうとするタイプです。
こういった人は音楽というよりは
ドラムだけを中心にしてきた人が多いようです。
やはり音楽の理解がない、
曲を知らないといった感じです。
練習不足からくるリズムのよれ
音量は小さいのですがタイミングが
周りのプレイヤーたちと比べて
ズレまくっているものですから、
うるさく感じるのです。
なぜプロドラマーはうるさくないのか?
なぜプロドラマーの人達は
音が大きいバンドでライブをしても、
うるさく感じずむしろ心地よく感じるのでしょうか?
むしろライブが終わったら、
興奮気味でもっと練習したい!!
とそんな気持ちになる人が
ほとんどではないでしょうか?
もうお分かりですよね?
上記に挙げた事柄全て行えるからです。
どんなテンポでもあらゆる音量に対応できる。
バンド間の立ち位置がわかり、即座に臨機応変にサウンドの切り替えができる。
今、なにが大切なのがを常に考えている。
曲やジャンルを知り尽くしている、場合によっては歴史そのものまでを考えながらプレイできる。
こんな感じですね。
他にも上げたら切りが無い位あります。
ここまで行くには、
それこそ長い年月がかかります。
練習をしながら
色々な音楽を聴きながら、
ライブを観て、ライブをして、
バンドマンとして真剣にやっていけば、
いずれは身に付いていくことになります。
『うるさい』と言われたら、
ムカつくと思いますが、
言われる内が花と思い、
精進していきましょう!
>>バンドの人間関係は大変。これが仲間と良好に付き合うコツ!