現在の日本では、ドラムに限らず、
他の楽器の教則本やDVDなど
毎年山の様に出版されては廃版になっています。
スティックコントロールに重点を
置いているものもあれば
フットワークに重点を置いているもの
リズムパターンだけを集めたものなど色々とあります。
初心者の方は豊富な教則本を前に
一体どれを選べば良いかわからず、
自分のレベルからかけ離れた教則本を
手にしてしまいます。
その結果、挫折するという事を繰り返しているのです。
このページでは、適切な教則本の選び方
練習方法をお伝えしていますので是非参考になさって下さい。
Contents
初心者が選ぶべき教則本
初心者の段階で必要な教則本は、
指導者の選ぶ教材がベストです。
指導者はその自身の指導経験から
初めてのアプローチの選択をわかっています。
ですので、その教材に従って
数ヶ月練習を行うと良いでしょう。
最初は右も左もわかりませんから、
このやり方がベストです。
もしこれからドラムを始めようと思うなら
独学で教則本を読みながらの練習はやめた方が良いでしょう。
楽器は最初が肝心で、その方法は
教則本やビデオでは伝わらないのです。
指導者の動作や言動によって分かるものがあるのです。
生徒によってやる気も違いますし、
年齢も違いますから、
途中からは生徒に応じて教える内容を
変える必要があります。
ドラムの上達を心から欲している生徒
やる気のある人は、自己で分析し、
徹底的に練習を開始します。
私もこのタイプの人間で、
教則本は取り敢えず購入しておき、
自分で取得していないなと思う箇所を
自分で組み立てながら行って行きました。
こういうタイプの人は、
物事を俯瞰する能力に長け、
今の自分の力がどの程度あり、
どれだけの練習量が必要かを常に研究します。
我々、指導者の立場からすると、
『物凄く楽な生徒』
と言うことができます。
こうした生徒はレッスンや教則本は
ただのヒントと思い惜しみなく投資をして行きます。
それから、そのヒントを10倍、20倍に
膨らませて行き、
それと並行してあらたな教則本から
ヒントを得、また飛躍していくことができます。
演奏活動もそうで、このタイプの人は
失敗を恐れず、どんどんライブ活動や
ジャムセッションに参加し、
演奏技術と人脈を同時に手に入れます。
自ら教則本をやろうとしない人
このタイプの人は、どんなに素晴らしい
アドバイスをしても豚に真珠、猫に小判で意味がなく
ドラムの上達に関しては悩むことはありません。
教則本の選び方や効果的な使い方は、
その人のマインドによって随分と変わると言うことです。
自分の知らない世界を知る喜び、
技術が伸びていく様子に感動する人なら
具体的な例は必要無く、自ら考えて練習が出来ます。
ドラムの情報がほとんど無かった時代の
プロミュージシャンをみて下さい。
それでもレコードを聴きながら、
ドラミングの技術体系を完成させ後世に伝えています。
その恩恵を受け継いでいる私たちも
同じ様にメソッドを作り後世に残さなければなりません。
国内外のドラムに関する教則本の出版社
下記の出版社から約150冊位、
日本国内でドラムの教則本が入手できます。
・ヤマハミュージックメディア
・リットーミュージック
・自由現代社
・エー・ティー・エヌ
・アルファノート
・ドレミ楽譜出版社
・シンコー・ミュージック
・西東社
・中央アート出版社
・音楽之友社
・Hal Leonard
・フェアリー
・ケイ・エム・ピー
・カワイ出版
・全音楽譜出版社
・オンキョウパブリッシュ
なお、こちらのページに
私のおすすめのドラム教則本を載せています。
自分に欠けているテクニックが
記載されている教則本を手に入れて
トレーニングして頂きたいと思います。