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スネアドラムの選び方。経験が役立つ購入のポイント!

ドラムセットは買わないが、スネアなら買いたい人もいるでしょう。バスドラムやタムタムに比べると種類も多く、初心者の段階ではどのような基準で選べば良いのかわからないという意見も耳にします。このページでは、何がスネア選びに大切なのかを説明していますので、ぜひ参考にして下さい。

スネアドラムは大きく分けると、木製か金属製かに分かれます。その他色々な材質もありますが、最初はこの2つの分け方で十分です。大雑把なサウンドのイメージとしては木製は柔らかく、金属製は固いといったイメージです。

胴の深さもサウンドには関係があります。一般的には、パワー重視なら深胴のスネア、軽快感を出すなら浅胴のイメージですが、一目安として考えて下さい。

ドラムメーカーのカタログやホームページでは、大体の目安として、一覧表のような形で連載してあるところもありますから、それを頼りにイメージすると良いかもしれません。パール社から出ているカタログでは27ページにあります。

ではここから実際にはどういうアプローチでスネアを選んでいいのかを述べてみたいと思います。

もし好きなアーティストがいるならば、そのスネアを選ぶということも一つです。しかしここで注意点があります。レコーディングされたドラムの音というのは、生のサウンドと全く違うのです。

以前とある有名なビジュアル系のバンドのサウンドチェックに携わったことがありますが、そのドラマーが叩くサウンドとスピーカーから出されたサウンドが違いすぎて驚いた経験があります。専属のエンジニアの方が作った全くの別物でした。

インターネットで紹介されている動画も同様で、生のサウンドと録音された音は違います。試奏は絶対必要な事です。大手楽器屋さんなどは品揃えも豊富ですから、いくつか試してみると良いでしょう。

その際には、チューニングが出来ることが条件になりますが、チューニングが出来ない人は、出来る人にやってもらい、サウンドを聞き比べるようにしましょう。

生演奏が聞けるバーなどで、実際のプロミュージシャンの演奏聴くといのも良いかもしれません。しかし、『弘法筆を選ばず』という言葉があるようにプロミュージシャンはテクニックがありますから、安いスネアでもそれ相応のサウンドは出せてしまい、購入しても同じサウンドにならないと思う人もいます。

ドラムは同じスネアでもチューニングする人が 違えば全く同じ音にはなりませんし、ドラムヘッドやスナッピーを変えても全く別のサウンドになってしまいます。ですので、完全なイメージを再現するということは不可能な楽器なのです。

ここでは、私の基準をお話しします。私の場合は、楽器店で試奏して、各メーカーの上位モデルを購入します。その一台を丁寧に使い込んでいき、様々なヘッドを組み合わせて、ヘッドに対するサウンドを覚えていきます。

そのスネアなら、このヘッドを使えば、好みのイメージにあるということを、一つ一つ行い、スネアとヘッドの相性を調べていきます。その後は、同じグレードの他社のスネアを購入し、その後もやり方は同じで、ヘッドに対しての音を覚えていきます。

スネアの個数が増えていけば、段々とチューニングのコツも覚えていき、材質とヘッドのサウンドもイメージがついていきます。こういった事は、経験値を積むしかないので、いくら 文章で書いても伝わらないのです。

そういった事を繰り返していくうちに自分のスタイルとマッチするスネアドラムに出会える日がやってきます。その感動といったら、言葉では言い表せない位 の感情が沸き起こるはずです。これらの感情は、それまで積み上げてきた経験があって生まれる気持ちで、初めからマニュアル通りの買い方をしても、上手くいかないのです。

ある程度の投資は必要で、そういったことから耳も超えてきます。中には、全くお金を使わず、情報だけで判断する人がいますが、そういった人は練習もしない情熱の無い人ですから上手くいくはずもありません。

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